マンション売却前にリフォームは必要ない?他にすべき6つのことを紹介

マンション売却前にリフォームは必要ない?他にすべき6つのことを紹介

築年数が古いマンションを売却するには、リフォームが必要だと考えている方もいるかもしれません。

しかし、結論から言うと、マンション売却前のリフォームは必須ではなく、それよりも他にやるべきことがあります。

本稿では、マンション売却前にリフォームが必要ない理由や、リフォーム以外のやるべきことについて解説します。

マンション売却前にリフォームが必要ない理由

まずは、マンション売却前にリフォームをしなくても良い理由から説明していきます。

リフォーム費用の回収が難しい



築年数の古いマンションをリフォームするとなると、高額の費用がかかります。

例えば、クロスの張り替えに20万円、フローリングの張り替えに45万円、さらにキッチンと浴室の設備交換に100万円かかったとすると、リフォーム費用の総額は165万円にも及びます。

これは決してオーバーな金額ではありません。

築年数の経過したマンションをリフォームする場合、100万円以上の金額がかかることは珍しくないのです。

しかし、リフォームをしたからといって、必ず売却が成功するわけではありません。

むしろ、販売価格にリフォーム費用を上乗せすると、さらに売れにくくなる可能性もあるでしょう。

結果的にリフォーム費用を回収することは難しく、売主側の負担が増えてしまうリスクがあるのです。

購入後にリフォームをする買主が多い



中古マンションを探すときに、購入後のリフォームをあらかじめ想定している方は多いです。

特に浴室やキッチンなどは、買主がこだわりたいポイントである可能性が高く、売主が行ったリフォームが希望に沿わないものだと、逆に売却が難しくなってしまいます。

リフォームの有無より築年数が優先される



中古マンション市場では、リフォームの有無よりも築年数が優先される傾向にあります。

いくらリフォームをしていても、築年数の古さを完全にカバーできるわけではないため、築年数が浅いマンションのほうが売れやすいことに変わりはないのです。

マンションの売却価格を上げたい!リフォーム以外にやるべきことは?

マンションの売却価格を上げたい、築年数の古いマンションをスムーズに売却したいと考えるなら、リフォーム以外にやるべきことはたくさんあります。

ここからは、マンション売却前にやっておきたい6つのことを紹介します。

築古マンションの販売に強い不動産会社を探す



マンション売却の仲介を不動産会社に依頼する場合、その会社の得意分野を見極めることが大切です。

一戸建ての売却が得意な不動産会社もあれば、築古マンションの販売に強い不動産会社もあります。

まずは複数の不動産会社に査定を依頼し、比較検討してみてはいかがでしょうか。

ただし、査定額が高い=良い不動産会社とは限りません。

不動産会社としっかりと打ち合わせをしたうえで、信頼できる会社を選ぶことが大切です。

東急株式会社「住まいと暮らしのコンシェルジュ」では、宅地建物取引士などの資格を持つコンシェルジュが200社以上の提携先から、お客様にぴったりの会社を無料で紹介させていただきます。

不動産会社への査定依頼や打ち合わせ日程の調整はもちろん、打ち合わせにコンシェルジュが同席し、専門家の視点からアドバイスを行うことも可能です。

依頼する会社以外へのお断りの連絡もコンシェルジュが代行いたしますので、安心してご相談ください。


ハウスクリーニングを行う



マンション売却前に高額な費用をかけてリフォームを行う必要はありませんが、ハウスクリーニングを行うことは効果的です。

特に、浴室やキッチン、トイレなどの水回りは、プロの清掃が入ることで、内覧時の印象が大きく変わります。

東急株式会社「住まいと暮らしのコンシェルジュ」では、お客様のマンション売却活動をスムーズに進めるために、内覧時の印象を良くするアドバイスも行っています。

提携会社と共に清掃や修繕をしたほうが良い場所のご提案や、ハウスクリーニング会社の紹介も可能です。


部分的なリフォーム・修繕なら効果的な場合も



一定期間売却活動を行っても買主が見つからない場合、部分的なリフォームや修繕を行うという方法もあります。

限られた場所のリフォームであれば、数万円〜数十万円の費用で行うことができます。

不用品を処分して部屋を広く見せる



今住んでいるマンションを売り出す場合、部屋には家具や家電が置かれているため、空室状態のマンションと比べると、どうしても狭く見えてしまうものです。

不用品はあらかじめ処分して、できるだけ部屋を広く見せる工夫をしましょう。

すぐに処分が難しいものについては、一時的にレンタル収納サービスを利用するのもおすすめです。

東急株式会社「住まいと暮らしのコンシェルジュ」では、不用品処分サービスや、レンタル収納サービスの紹介も可能です。


需要が高いタイミングで売り出す



マンションの売却活動を一定期間続けたけれど、内覧希望者が少ない、成約しないという場合は、売り出すタイミングが良くない可能性もあります。

同じマンションを同じ価格で売り出したとしても、時期によって売れやすさの差はでてきます。

例えば、入学や入社、転職、異動などで転居者が多い2~3月は、中古マンションの需要が高まる時期です。

タイミングを見計らって、再度売り出すことも検討してみましょう。

内覧前は掃除・片づけを徹底する



住みながらマンションを売る場合は、内覧時の印象がとても重要です。

掃除や片づけは徹底して行うようにしましょう。

例えば、玄関やベランダ、バルコニー、窓ガラスなども意外とよく見られています。

「クローゼットの扉の開け閉めをしてみたい」と言われることもあるため、見えないところも整理整頓しておくと良いでしょう。

そして、注意したいのが臭いです。

生ゴミやペット用トイレなどの臭いがそのままになっていると、部屋の印象が悪くなってしまいます。

換気をしたうえで、市販の消臭剤や芳香剤を使うなど、あらかじめ対策をしておきましょう。

マンション売却時のリフォームやハウスクリーニングは専門家に相談しよう

築年数が古いからといって、マンション売却前に大規模なリフォームを行うことはおすすめできません。

中古マンション市場ではリフォームの有無よりも築年数が重視されることが多く、リフォームを行っても大幅に販売価格を引き上げることはできないからです。

100万円以上をかけてリフォームをしても、その費用を回収するのは難しいでしょう。

リフォームをしなくても、ハウスクリーニングを入れたり、不用品を処分したり、内覧時の印象をアップさせるための方法はいくつかあります。

何から始めたら良いか分からない方は、専門家に相談するのがおすすめです。


東急株式会社「住まいと暮らしのコンシェルジュ」は、宅地建物取引士や建築士といった専門資格を有するコンシェルジュが、お客様のマンション売却活動をサポートする無料相談窓口です。

店舗またはオンラインでご相談を承っております。

不動産会社やハウスクリーニング会社の紹介も行っておりますので、お気軽にご相談ください。