駅から遠い家は売れない?売れない原因とアピールするべきポイントを解説

駅から遠い家は売れない?売れない原因とアピールするべきポイントを解説

駅から遠い家は、駅近の物件と比較すると売れにくい傾向にあります。

実際に、売りに出してから一定期間が経過しても買い手が見つからず、どうすれば売れるのかとお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本稿では、駅から遠い家が売れないときに考えられる原因や、売却を成功させるためのポイントを解説していきます。

駅から遠い家が売れない5つの原因

駅から遠い家が売れない原因は、ただ単に立地条件が悪いからだけではありません。 

家が売れないのには、複数の理由が関係している可能性が高いです。

まずは、駅から遠い家が売れない場合に考えられる5つの原因を説明していきます。

築年数が古い



中古の一戸建ては、築年数が新しいほど売れやすい傾向にあります。

逆に、築年数が古い家は売れにくいです。

木造住宅の耐用年数は、法律で22年と定められています。

これは、実際に居住可能な年数ではなく、資産の価値を評価するための年数です。

そのため、中古住宅市場では築20年を超える住宅は敬遠される傾向にあり、ほとんど価値がないとみなされ、売れない原因になるでしょう。

生活利便性が良くない



生活利便性が良くないことも、家が売れない原因の一つです。

駅から遠いだけでなく、小学校や中学校が遠かったり、病院や銀行、スーパーやドラッグストアなどが近くにない家の場合、売るのが難しくなります。

販売価格が相場より高い



駅から遠い家の売却を成功させるには、適切な販売価格で売り出す必要があります。

駅の近くにある一戸建てと同じ価格で販売しても、よほどの魅力がない限り、売れ残る可能性が高いです。

高く売りたい気持ちは分かりますが、地域の一戸建ての相場を調べたうえで、駅からの距離分をディスカウントするなど、適切な価格設定を心がけましょう。

ターゲットを絞り込めていない



駅から遠い家は、誰もが欲しがる物件ではありません。

しかし、駅から離れた距離にある一戸建てを希望して探している人もいるはずです。

また、どんな家かによってもターゲット層は異なります。

3LDK〜4LDKの2階建、3階建て物件ならファミリー層向けに、1LDK〜2LDKの間取りならDINKSやシニア層向けになど、ターゲットを絞って売却活動したほうが売れる可能性は高いでしょう。

魅力をアピールできていない



駅から遠い家の場合、立地よりも家そのものの魅力をアピールしたほうが、売れる可能性は高まります。

例えば、「家事動線に優れていて毎日の負担を減らせる」「リビングイン階段で家族のコミュニケーションがとりやすい」「こだわりのシステムキッチン」「駅は遠いけど、小学校は近い」「静かに暮らせる」など自分の家にどんな魅力があるのかを一度整理してみるのもおすすめです。

駅から遠い家を売るためにアピールしたいポイント

ここからは、駅から遠い家を売るためのアピールポイントとして、実例をいくつか紹介していきます。

自分の家にも当てはまるものがあれば、ぜひ積極的にアピールしていきましょう。

家の広さ・価格の安さ



土地の価格は駅から遠いほうが安くなる傾向にあるため、広い家を建てられる可能性が高くなります。

駅から遠い家を売るときは、家の広さを前面に出してアピールしましょう。

「広い家が安く買える」というメリットを伝えることで、売却につながることもあります。

子どもの遊び場・教育施設が近い



駅から遠くても、家の近くに広い公園や保育園や小学校が近くにある場合は、大きなアピールポイントになります。

ターゲットを子育て世帯に絞り、積極的に販売活動を行いましょう。

静かな環境で落ち着いて暮らせる



駅から遠いからこそ、静かな環境で落ち着いて暮らせるというメリットもあります。

線路や大きな道路に面していなければ、電車や自動車の音も気にならないでしょう。

駐車場が付いている



駅から遠い家を売る場合、駐車場付きはアピールポイントになります。

駅近の一戸建ては、駐車場が付いていないケースがあるからです。

家とは別に月極の駐車場を借りるとなると、月々の費用が発生します。

そのため、「駐車場付き」「2台駐車可能」などを積極的にアピールすると、魅力が伝わりやすいでしょう。

日当たりや風通しの良さ



日当たりや風通しの良さも、アピールしたい魅力の一つです。

「日当たりの良い庭があり洗濯物が乾きやすい」「住宅が密集していないので風通しが良い」など、駅から遠い家ならではの暮らしやすさをアピールしましょう。

駅から遠い家を売る具体的な対策

駅から遠い家をスムーズに売るには、事前の対策が必要です。

続いては、駅から遠い家を売るための具体的な対策、おすすめの方法を紹介します。

一戸建ての売却が得意な不動産会社を探す



中古住宅(一戸建て・マンション)の平均的な売却期間は、3〜6ヶ月程度です。

売却をスタートして半年が経過しているのに買い手がつかない場合は、不動産会社を変えてみるのも一つの方法です。

不動産会社にはそれぞれ得意分野があるので、駅から遠い家を売るなら、一戸建ての売却が得意な不動産会社を探すことが大切です。

これから売却活動をスタートする場合はもちろん、不動産会社の変更を検討する際も、まずは複数の不動産会社から査定をとり、比較しながら検討するのが良いでしょう。

不動産買取サービスを利用する



不動産買取サービスとは、不動産会社に直接物件を買い取ってもらうという売却方法です。

仲介では売れにくい一戸建ても、買取サービスならすぐに売れる場合があります。

最短1ヶ月程度で売却が完了するので、できるだけ早く家を売りたい場合には、買取サービスを利用するのもおすすめです。

東急株式会社の「住まいと暮らしのコンシェルジュ」は、適切な会社のご紹介や手続きの段取りなど、お客様のマンション売却活動をサポートする無料相談窓口です。

不動産仲介会社はもちろん、不動産買取サービスを提供する不動産会社のご紹介も可能です。

複数の不動産会社から査定をとる場合も、コンシェルジュが不動産会社との面談に同席することも可能ですし、お断りの連絡も代行するので、安心してご相談ください。


駅から遠い家の売却はコンシェルジュに相談しよう

駅から遠い家の売却を成功させるには、その家ならではの魅力を適切にアピールする必要があります。

「小学校が近い」「病院が近い」という周辺環境の魅力や、「延床面積が広い」「家事動線に優れている」といった間取りに関する魅力など、自分の家にどんな魅力があるか書き出してみてはいかがでしょうか。

また、不動産会社選びも、家の売却の成功の鍵を握る重要なポイントです。

中古の一戸建ての売却が得意な不動産会社に依頼し、売却活動を進めていきましょう。


「住まいと暮らしのコンシェルジュ」では、建築士や宅地建物取引士などの資格を持った住まいの専門家が、お客様一人ひとりのご要望をうかがったうえで、豊富な知識・経験をもとに不動産売却のアドバイスをいたします。

200社以上の提携先から、お客様にぴったりの会社をご紹介させていただくほか、不動産会社との打ち合わせにコンシェルジュが同席し、売却の査定書の見方や比較ポイントをお伝えすることも可能です。

駅から遠い家の売却にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。