住宅ローンをネット銀行に借り換えする際のポイントは? ②

住宅ローンをネット銀行に借り換えする際のポイントは? ②

高い金利のまま払い続けている住宅ローン。
ネット銀行へ借り換えをお考えの方に、少しでもお役にたてたらという思いで、このコラムを書いております。
(※但し、銀行にはそれぞれ独自のルールがあるため、全てのネット銀行にあてはまるわけではないことをあらかじめご了承ください。)

前回は、変動金利のしくみと団体信用生命保険についてお話しました。
今回は、借り換え時にかかる諸費用と注意点、決め手のポイントについてお話します。

借り換え時にかかる諸費用は?

借り換え時には事務手数料や登記費用など諸費用がかかります。そのような費用を預貯金から出費するのも大変ですよね。そこで、この諸費用も借入額に含めてはいかがでしょうか。そうした場合にも結果的に返済総額が安くなるケースが多いのです。

ネット銀行は保証料がかからない分、事務手数料がかかります。銀行によって異なりますが、だいたい借入額の2.1%程度です。中には事務手数料を一律料金にしているネット銀行もあり、高額借り入れの方はお得になります。その場合、金利は他行より少し高く設定されていますが、総額を計算すると安くなる場合もあります。まずは、ご自身の借入れ希望額でシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。


次に保証料についてです。
借り換え元の金融機関で、借り入れ時に保証料を支払われた方も多いと思います。
この保証料は、借り換えのため全額返済をすると、所定の計算方法に基づく手数料を引いた額が、一カ月後を目安に返金されます。借入期間により計算方法が異なるため、30年中15年が過ぎた場合に半分戻る、というわけにはいきませんが、臨時収入のようで嬉しいですよね。
但し、事務手数料については、途中で全額返済をしたとしても戻りません。

ここに注意しましょう!

借り換え先のネット銀行に申請する際の借入金額は10万円単位になります。
ご自身で今から1~2か月後のローン残金を計算し、概算諸費用を上乗せして多めに申請しても、総返済額から10万円を超えた場合はカットされ減額になります。逆に、総返済額より少ない金額で申請してしまった場合は、足りない分を決済までに入金しなければなりませんので注意しましょう。

次にお金の流れです。
決済当日、ネット銀行の普通預金口座に事務手数料を除いた金額が一旦振り込まれ、その後すぐにあらかじめ指定しておいた全額返済する銀行口座や司法書士指定口座に、自動で振り込まれます。
上記の通り、10万円以内の多めに借り入れた残金は、そのまま普通預金に残ることになります。その後の使い道は自由です。
ただしその場合、その金額にも事務手数料がかかっていることになりますので、どちらがよいか考える必要があります。仮に9万円多めに借りた場合、事務手数料を2.1%とすると1,890円多くかかるということになります。

住宅ローンの借入先銀行を変更する際、ご自身の給与振込銀行を変更できる方は、そちらを変更するメリットがあるかどうかも検討しましょう。
給与振込銀行にしておくと、例えば他行への振込が3回無料の特典がある銀行もありますし、あるいはお得な特典は特にない銀行もあり、個人ごとのご利用状況によっても様々です。
給与振込銀行が変更できない方は、「定額自動送金」を利用する方法もあります。
これは指定銀行から自動で資金移動してくれるサービスです。気を付けなければいけないのは、通常の振込と異なり、資金移動に数日かかるので、GWなど祝日が続く月は、移動指定日から、ローン引き落とし日までに入金が間に合わなくなる月も出てくる可能性があることです。

一番重視することは何ですか?

昨年の夏から住宅ローンの取り扱いに参入した銀行も注目を浴びています。現在金利は史上最低で推移しています。審査も緩やかなイメージで結果が出るのもスピーディです。WEB上のやりとりで完結できるので書類郵送がいらず、スマホのみで本審査や金銭消費貸借契約まで行えます。借り換え元で調査済みの担保物件資料の提出も求められません。担当制で随時電話によるフォローがあるため、スムーズに手続きを進めることができると思います。

各銀行のHPで、住宅ローン借り換えシミュレーションができますので、まずは総額、月々、どのくらい安くなるか、ご自身で試算してみることをお勧めします。月々浮いた分は資産運用にまわそうか、繰り上げ返済をしていこうかなど、考えるだけでも楽しいものです。

このように、どこの銀行に借り換えするのかのポイントは、金利、諸費用、団信、口座特典などのメリット、利用のしやすさをトータルで考え、「ご自身の一番重視することはなにか!」を見極めることが大切です。
銀行によって審査基準が異なります。例えば単身者は借入れ条件から外れるという銀行もあるようです。もし否決になってもそこには縁がなかったと思い、あきらめず他行にチャレンジしてみてくださいね。

コンシェルジュサービスでは、提携パートナー会社を通じて、限定的ではありますがネット銀行の窓口をご紹介しております。どうぞお気軽にご相談下さい。

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