住宅資金を貯めたい方へ~支出削減のポイント~

住宅資金を貯めたい方へ~支出削減のポイント~

お客様からのご相談で多い内容の一つが、購入予算の目安を知りたいというものです。お話していると、自己資金をもっと増やさないと希望の条件は難しいねということがよくあります。
 夫婦共働きで、堅実に自己資金を貯蓄できているご夫婦がある一方、まったく貯蓄に関心が無いご夫婦もいらっしゃいます。もちろん、前者のほうが安心して住宅購入の検討へと進めます。日頃からお金の使い方をどのくらい意識しているのかの違いが、住宅の予算検討をきっかけに見えてきます。貯蓄が上手くできていない方に向けて、具体的に支出のどこを意識すれば良いのか、よく話題になるポイントをご紹介します。

支出を減らすポイント1~「お金で時間を買う」を意識する~

支出は、次の3つに分類できます。
1.生活するために最低限必要な支出
2.自分の時間を自由に使うための支出
3.楽しみのための支出

1の「最低限必要」と2の「時間を自由に使う」の境界にかなり個人差があり、お金が貯蓄できている人ほど意識できているように思います。家事を自分でするかアウトソーシングするかの違いです。

わかりやすい食費を例にあげてみましょう。意識するのは、時間と費用です。料理を自分で作る自炊か、お総菜を買ってくる中食か、飲食店での外食かを考えてみます。自炊に必要な時間は、材料の買い物、調理、後片付けの時間です。支出は材料費です。中食に必要な時間は、買い物の時間です。不要になった調理や後片付けの時間を自由に使えますが、支出は自炊より増えます。外食では、自炊や中食で必要だった時間を自由に使えますが、支出額はかなり増えます。

このように、食事の用意にかける時間と行為を減らすほど支出が増え、自由な時間が増えます。家事労働をアウトソーシングするということは、時間を買うということなのです。外食の費用には、食材費以外に、お店で働く人の人件費や教育費、広告費、お店の賃料、物流に関わる費用など様々な費用が含まれるため高額になります。

貯蓄が上手くできない人の傾向として、中食や外食が多いことがあげられます。自炊するのが面倒と感じた時、お金で時間を買うほどか、自問自答してみましょう。少し支出を抑えたいから自炊しようと思うか、時間が欲しいから外食するか、自分で考える習慣をもつことが大切と思います。

食事以外に、お掃除、クリーニングなども、どのくらい専門業者に依頼するかで、支出と引き換えに得る時間が変わりますね。必要な時間を考えると外注したほうが合理的な家事もあると思います。持ち帰り総菜や外食には多くの選択肢があり、自分では作らない料理も楽しめますから、頻度や金額を意識して利用しましょう。

支出を減らすポイント2~カフェを意識する~

3の「楽しみのための支出」で、貯蓄が上手くできない方に共通している一つがカフェの利用頻度です。深く考えずに外出先でなんとなく利用しているようです。「楽しみのため」「誰かと会うため」という目的ではなく、「なんとなく」寄ってしまうことが行動習慣になっています。

最近は、どこへ行ってもカフェがあり、多くの人で賑わっています。店内で飲食せずに、商品を持ち歩く人も珍しくありません。支払いもキャッシュレスで支出の実感が薄れています。しかし、手軽さはいつしか無意識の習慣となります。この習慣から逃れたい方は、カフェ費用を記録することから始めましょう。同時に、ペットボトル飲料を持ち歩いて、「飲み物を買うためにカフェに寄る」を減らすと良いでしょう。意識的な行動の継続が、きっと見える成果につながります。

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