人生の後半「どこで誰と、どのように暮らすのか?」 

人生の後半「どこで誰と、どのように暮らすのか?」 

人生の後半を、「どこで誰と、どのように暮らすのか」を考えることは、自分自身の生き方の最終期を「どのように過ごし、どのように終わらせるか」を決めるために大切なことです。
自分に合う住み方を探すことは、自分の生き方を決めること、子ども任せ、他人任せにせず、早めに「終のすまい」について考えることは、大事です。

いつの間にか有料老人ホームに入居してしいた叔母

70代後半の叔母は、叔父を亡くした後、悲しみのあまり生活能力が低下しました。同居している家族から、電気やガスの消し忘れを指摘され、認知症の疑いがあるのでは・・・と病院での受診をすすめられました。

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【実例紹介】リフォームか、 建替えか?二世帯住宅を検討!

【実例紹介】リフォームか、 建替えか?二世帯住宅を検討!

都内にお住まいのA様。お子様が生まれるのをきっかけに、住まいをどうするか、とご相談にいらっしゃいました。
当初はマンション購入を検討していらっしゃいましたが、都内は価格が高く、ご夫婦で安心して買える価格だと、手狭になってしまう、ということが分かり、ご家族でご相談された結果、ご実家を二世帯にしてご両親様と一緒に住もう、という方針に決まりました。
そこで問題になったのが、ご要望はリフォームで叶うのか、建替えした方がいいのか。
実際にどのように検討を進めたのかご紹介いたします。

コンシェルジュより、提携しているハウスメーカー・工務店などの建築会社、リフォーム会社をそれぞれご紹介し、リフォームがいいのか、建替えがいいのか、同時に検討を進めました。事前に下記ポイントをご説明させていただき、まだ方針を検討する段階なので、1社ずつご紹介しそれぞれの案を検討しました。

■法的に建替えのできる土地か
建築基準法や条例の改正で「建替えることのできない土地」になってしまうことがあります。
道路の幅や、道路が敷地に接している長さが足りない、などがよくありますので注意が必要です。

■建替えた場合、建物の広さが十分に確保できるか
建築基準法や条例の改正で「今より小さな家しか建たない条件になってしまった場合」です。建蔽率・容積率が変わってしまったり、道路が狭く、セットバックといって道路に土地を提供する必要があり、土地が小さくなってしまったりすることもあります。

建築会社は、土地や道路などの法的条件をお調べくださり、ご希望に合った間取りのご提案と概算の費用のご提示をしてくださいました。
リフォーム会社は、実際にご実家を現地調査・耐震診断をしていただき、プランのご提案、お見積りのご提示をしてくださいました。

検討の結果、A様の場合は、リフォームの費用が思ったよりも高額になってしまい、またご両親様のスペースが十分に取れないことが分かり、今回は建替えでお話を進めよう、ということになりました。

方針が決まりましたので、今度は建替えの会社をどこにするか、ご検討をスタートします。
すでにご紹介させていただいた1社に追加して、2社ご希望の会社をお選びいただき、ご検討を進めます。
各社とも、趣向を凝らしたご提案をしてくださり、二世帯住宅ならではのいろいろなアイデアが出てきました。
ご両親様世帯、A様世帯、それぞれのお考えが、なかなかまとまらない時も、コンシェルジュが間に入り、ご希望を整理するお手伝いをさせていただきました。

最初にご相談をいただいてから、5か月ほどかかりましたが、ご両親様、A様ご夫婦それぞれがご納得のいくご計画ができ、建築会社を決めることができました。

住まいと暮らしのコンシェルジュでは、お住まいをどうするか方針を決める最初から、お手伝いをしております。お困りの際はぜひご相談ください。

2020/12/07

注文住宅

2020/12/07

その後、叔母は自分の息子から、「家族が外出している昼間に、一人で自宅に居るのは心配だから、有料老人ホームへ入居する手配をした」と告げられました。そして、叔母は自分の希望を家族に伝えられないまま、有料老人ホームへ入居したのです。

夫の死から立ち直り、元気になった叔母が、「自宅に戻ることに息子家族が難色を示しているので、一生ここで暮らすことになってしまった」と私に電話をかけてきました。私には、その声がとても悲しそうに聞こえたのです。

叔母は、誰とどこで暮らしたかったのでしょうか。

趣味や仕事に取り組む気力のあるアクティブな叔母は、友人とゲートボールを楽しみ、美味しい食事をして、孫に囲まれて暮らしたかったようです。

自分自身に判断能力や対応力があるうちに、体力や気力が衰えた時にどのように暮らしたいのかを、家族と話合うことが大切なのではないでしょうか。

「老後は子どもが何とかしてくれる、子どもの言う通りにしていれば良い」と考えていると、自分の大切な時間を、不本意に過ごすことになってしまいそうです。

【実例紹介】60代のご夫婦のこれからの住まい

お子様が独立され、ご夫婦二人暮らしになった60代のO様から、「これから、どこで、どのように暮らしていこうか迷っている」とのご相談をいただきました。

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50代を迎えると、定年後の生活を考え始める頃ではないでしょうか。
また子どもが独立する時期も迎え、子ども部屋がそのまま物置部屋に…という方も多くいらっしゃいます。
生活の変化が訪れる時期、これからの生活を豊かに過ごすためのリフォームを考えてみませんか?

「子どもも独立し、夫婦二人で過ごすのに適した間取りとは?」
「これからは家で過ごすことも多くなるので、キッチン・お風呂を最新の設備に交換したい」
「物が溢れているので、この機会に収納を見直したい」
「築30年が過ぎ、耐震が気になる…」

こんなお考え、何となく考えて漠然としていること、ありませんか?
建築士や宅建士の資格を持ったコンシェルジュにお聞かせください。
経験豊富なコンシェルジュがご相談を承ります。
また200社以上(2021年8月現在)の提携パートナー会社の中から、ご要望に応じてリフォーム会社などご紹介いたします。

みなさまのご相談をお待ちしております。

■ ご予約制
■ 無 料

セミナー

リフォーム

マンションにお住まいのO様ご夫婦は、周囲に緑が多く、眺望の良いマンションが気に入っています。マンションは築30年ながら、エントランスには季節の花々が飾られ、いつもきれいに清掃されていました。管理が充分行き届いている様子がうかがえ、管理人さんが常駐しているので、セキュリティも安心です。また、エレベーターは、車椅子でも利用できる広さがあるので、足腰が弱くなった場合も対応できそうです。

集合住宅の場合は、エントランスからご自宅の玄関までの共用部分は、改修できないケースがほとんどなので、高齢期になった場合に住み続けられるか、注意が必要です。O様ご夫婦は、今お住まいのマンションでも高齢期に対応できそうと分かり、リフォームをして暮らしていくことに決めました。75㎡の3LDKの間取りを、1LDK+書斎+家事室に変更して、脱衣室と浴室の段差を解消したバリアフリーに改修しました。

「どこで誰と、どのように暮らすのか」を早めに考え始めましょう。住まう場所は、世界中にあります。人生の最後まで、気に入った場所で、心が通い合う人々と、自分らしく楽しく過ごしたいですね。

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これからの住まいを考える「個別」住み替え相談会

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こんなお考え、お悩みありませんか?

「戸建てに住んでいると、維持管理が大変…駅近のマンションに引越したいな…」
「今の家が高く売れそうだったら、そろそろ住み替えを考えたいな」
「息子・娘夫婦の住む家の近くに住み替えられたら、何かあったときも安心よね」
「老後資金も気になるし、どうするべき?」

あなたのお悩みに経験豊かなコンシェルジュがおこたえします。
住まいを売却した場合の相場から、住み替えに関わる費用について、住み替え先の物件の候補選び、スケジュールについてもトータルでコンシェルジュがアドバイス・サポートいたします。
じっくりと考えて行きたい方も、すぐに検討を進めたい方もこの機会に是非ご相談ください。
もちろん、建て替えやリフォーム等の選択肢も含め、ご相談いただけます。

■ ご予約制
■ 無 料

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