| 本稿の概要 |
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| ⏵家を買うタイミングに「これが正解」という答えはない。しかし子育てや結婚、定年退職などがよくあるきっかけ。 ⏵家を買おうと考え始めた段階でしておきたい準備として、予算計画の立て方や立地・間取りの考え方、戸建て・マンション、新築中古住宅といった選択肢の整理がある。 ⏵「まだ決めきれない」「何から始めればいいか分からない」という不安には、第三者の視点で相談できるコンシェルジュの活用がおすすめ。 |
「家をそろそろ買ったほうがいいのかな…」
ある程度年齢を重ねると、そんなふうに考える時期が訪れます。
しかし、家を買うことは人生における大きな買い物。収入や今後のライフプランなども考慮すると「今が本当にベストタイミングなのか」と感じてしまい、なかなか一歩を踏み出せない方も、多いかもしれません。
そこでこの記事では、家を買うことを意識しやすいタイミングや、検討を始めたときにやっておきたいことを整理しながら、家を購入する際の考え方をご紹介します。
家を買うタイミングに悩む方は、ぜひ、じっくり読み進めてみてください。
家を買うタイミングの正解はある?

「家をそろそろ買ったほうがいいのかな…」と考えたとき、今がベストタイミングなのか、もう少し待つべきなのか迷ってしまいますよね。
インターネットやSNS上には「何歳で買うべき」「年収はいくら必要か」といった情報が数多く出ています。しかし年齢や収入、家族構成、価値観は人それぞれであり、住宅価格や金利といった市況も、その時々で大きく変わるもの。
そのため、家を買う「ベストタイミング」は人によって異なるものです。
周囲と比べて慌てたりせず、自分たちの暮らしにとって無理のないタイミングかどうかを見極めた上で、家を買う計画を立てることが大切です。
多くの人が家を買うことを意識し始めるきっかけは「子育て」

とはいえ、多くの人に共通しやすい「家を買うきっかけ」というのがあるのも事実です。
その代表的なものが、子育てになります。
子どもが生まれると、今まで十分だと感じていた住まいが、急に手狭に思えてくることがあります。
さらに、近隣への生活音の漏れや子どもにとって適切な幼稚園や保育園、学区などの教育環境を考えると「引越しをするべきかな」「それならば家を買ったほうがいいのでは?」と考えることも増えてくるでしょう。
子育てに限らず、こうした暮らしの変化は住宅購入を検討する、良いきっかけとなります。
その他のよくあるタイミング

子育ての始まりは、家の購入を考え始めるきっかけのひとつです。
しかしライフイベントや家計の変化、周囲の雰囲気など、ふとした瞬間に「そろそろかな」と意識が向くことも多くあります。
ここでは、よくある「家を買うタイミング」について見ていきましょう。
結婚
結婚が家を買うタイミングとなるケースも少なくありません。
夫婦二人であれば、コンパクトな賃貸住宅でも十分に暮らしていけます。しかし「いずれはマイホームを持ちたい」と考えている場合、「それならこのタイミングで」と決断する方もいます。
ただし、新婚時期は出産や転職など、ライフスタイルの変化が一気に押し寄せてくる時期でもあります。「家を買うときは数十年先の将来のことも考えて…」とはよく言われることですが、新婚で家を買う場合は数十年先だけでなく、すぐ先の未来も想定した上で、計画を立てることが大切です。
定年退職

定年退職が近づくと、通勤の必要がなくなることから「第二の人生のための家」を求めるケースもあります。
「都心の今の家を売って田舎でのんびり暮らしたい」「これからは趣味の時間を大切にできる住まいで過ごしたい」など、これまで温めてきた理想を住まいに反映させたいと考える方も多いでしょう。
一方で、年齢を重ねてからの住まいは、暮らしやすさや将来の体への負担も意識したいところです。立地や間取り、資金計画まで含めて、長く安心して暮らせるかどうかを考えながら検討しましょう。
子どもが親元を離れたとき
子どもが進学や就職で独立すると、部屋数や広さが「今の家族構成に対して大きすぎる」と感じることがあります。
そのため掃除や管理の負担を減らすために、住み替えや購入を検討する方もいます。
一方で、帰省時の部屋や将来的な同居の可能性なども含め、家族の見通しをすり合わせておくことも必要です。
収入が上がったとき
昇進や転職などで収入が上がると、住宅ローンの選択肢が広がり、「今ならマイホームに手が届くかもしれない」と感じやすくなります。
実際に収入が増えて住宅ローンの借入額が増やせれば、設備や立地の希望も叶えやすくなるでしょう。
ただし、収入が増えた分だけ固定費を上げてしまうと家計が回らなくなる可能性もあるため、将来の支出も踏まえて考えたほうが安心です。
周囲に家を買う家庭が増えてきたとき
友人や同僚の住宅購入の報告が続くと、「自分も遅れているのでは」と気持ちが焦ってしまうことがあります。
しかし住宅購入は人と比べて決めるものではなく、家計や暮らしの状況でベストな時期が変わるものです。
勢いで決めると「もっと考えておけばよかった」と後悔につながりやすいため、焦りを感じたときほど、一度立ち止まって条件整理から始めるのがおすすめです。
家を買おう!と思ったタイミングで考えておいたほうが良いこと

「そろそろ家を考えてもいいかも」と感じても、すぐに購入を決断する必要はありません。
まずは、今の暮らしとこれからの希望を整理することが大切です。
ここでは、検討を始めた段階でやっておきたいことを順番に見ていきましょう。
予算計画をざっくりと立てる
最初に取り組みたいのが、予算の全体像を把握することです。
住宅購入時は家の価格だけを見てしまいがちですが、実際にはさまざまな費用がかかります。細かく決める必要はありませんが、「何にどれくらいかかるのか」を知っておくと、安心して次のステップに進めます。
| 項目 | 目安金額 | 内容 |
|---|---|---|
| 物件価格 | 建物の規模・エリアなどにより異なる | 土地代+建物代、またはマンション本体価格 |
| 頭金 | 0〜物件価格の2割程度 | 自己資金から支払う初期費用 |
| 諸費用 | 物件価格の5〜10% | 登記費用、仲介手数料、ローン手数料、税金など |
| 引っ越し・家具家電 | 数十万円〜100万円超 | 引っ越し費用、カーテン・家具・家電の購入 |
また、家を購入する際は上記の金額以外にも思わぬ費用が発生することがあります。購入後の生活費のことも考慮し、手元のお金がゼロになることのないよう、注意しましょう。
最近では手元の費用を多く残す選択肢として、フルローンを選ぶ方も増えています。
月々の返済価格と期間なども踏まえて、いくらぐらい借りることができるのか、安心して返済できる金額はいくらかなどシミュレーションしておくのも良い方法です。
東急株式会社では、「住まいと暮らしのコンシェルジュ」というサービスをご用意しており、提携するファイナンシャルプランナーによる資金計画のシミュレーションを実施しています。
シミュレーションで作成する資金計画は、年収から割り出される単純な借入可能額をもとに、作成されるものではありません。
今後の生活の変化やライフスタイルなども考慮し、今の生活水準を保ちながら無理なく返済できるプランを、一緒に作成いたします。
「まだ家を買うかどうか決めていない」という段階でも問題ありません。ぜひ、お気軽にご相談ください。
希望の立地や間取り・広さを決める
次に考えたいのが、どこで、どんな暮らしをしたいかという点です。
通勤・通学のしやすさ、実家との距離、周辺環境など、立地条件は暮らしやすさに直結します。
あわせて、部屋数や広さについても、「今」だけでなく「数年後」をイメージして考えておくと、住んでからの後悔を減らしやすくなります。
戸建て・マンション…選択肢を整理する
立地や予算とあわせて整理しておきたいのが、戸建てとマンションのどちらを選ぶかです。
それぞれに特徴があるため、ライフスタイルに合う選択肢を見極めることが大切です。

▼戸建てのメリット・デメリット
戸建ては、上下階や隣室への音を気にせず暮らしやすい点が大きな魅力です。
また、注文住宅なら間取りの自由度も高く、自分たちらしい家づくりが実現できます。建売戸建ての場合でも、リフォーム時の間取り変更の柔軟さは、マンションより優れています。
一方で、エリアによっては駅から距離が出やすく、将来的なメンテナンス費用への考慮も必要です。
▼マンションのメリット・デメリット
マンションは、駅近など立地条件の良さや、セキュリティ・管理体制の安心感が魅力です。建物の維持管理を任せられる点もメリットといえるでしょう。
最近ではマンション内にジムやゲストルームなどを備えている場合も多く、敷地の中でさまざまな過ごし方ができる点も、マンションならではの強みです。
一方で、管理費・修繕積立金といった毎月の固定費がかかり、間取り変更の自由度は戸建てより限られます。
中古戸建て・マンションも検討してみる
新築の戸建てやマンションを購入する場合、エリアによっては億単位の費用が必要になるケースもあります。
「予算を抑えて、希望のエリアに住みたい」という場合は、中古の物件も検討してみましょう。
また「自分の思い描く住まいを手に入れたい」とリノベーションを前提に考える方にも、中古戸建て・マンションは良い選択肢です。
▼中古戸建て・マンションの魅力
中古物件は新築より価格を抑えつつも立地条件の良い物件が見つかる可能性があります。
さらにリノベーションを前提にした場合、残したい部分を残して家づくりができるのも、中古物件ならではの魅力です。
新築にはない、経年ならではの「味わい」を感じられる家づくりが実現できます。
▼中古戸建て・マンションの注意点
一方で、中古物件は建物の状態や耐震性、修繕履歴の確認は欠かせません。
購入後に想定外の修繕費がかかるケースもあるため、専門家のチェックを受けながら慎重に判断することが大切です。
不動産会社やハウスメーカーと一緒に土地・物件の内覧をする

実際に物件を見ることで、写真や情報だけでは分からない広さや雰囲気、周辺環境を体感できます。
購入を前提としなくても、「何が合いそうか」を知るための内覧と考えれば、早い段階で動いても問題ありません。
とは言っても、物件の内覧は営業をされる可能性もあるため、不安に感じてしまう方もいることでしょう。
不安な点はまずはコンシェルジュに相談を!

不動産会社やハウスメーカーに問い合わせる前に、まずはコンシェルジュに相談してみることで、必要な予算が見えてきます。また、コンシェルジュと共に新築や中古、戸建てやマンション、希望エリア…といったさまざまな選択肢を比較検討することも可能です。家を買う・買わないの方向性を決めるところからの相談もできます。
ある程度選択肢の方向性が見えてくることで不要な営業をされる機会も、減らせるでしょう。
東急株式会社では、「住まいと暮らしのコンシェルジュ」というサービスをご用意しています。当サービスでは、提携するファイナンシャルプランナーによる資金計画のシミュレーションのほか、不動産会社選びのお手伝いなど、住み替えのご計画を全面的にサポートいたします。
マンションと戸建て、新築や中古…さまざまな選択肢の中で、最適なものを選ぶためのお手伝いが必要な方は、ぜひ、お気軽にご相談ください。
コンシェルジュを活用したお客様の声
以下は、コンシェルジュをご活用していただいたお客様からいただいた内容です。
家探しは、将来子供ができることも見据えて探し始めました。
夫の「マンションも3階建ても嫌」という条件で、希望エリア周辺で戸建てを探したものの、相場もローンもよく分からず不安ばかり。そんなとき、たまたま通りかかったコンシェルジュさんに入ってみたら、家だけじゃなく保険やお金のことまで無料で相談できて、とても安心しました。
その後、理想の土地に出会い、思い切って注文住宅に。プロができること・難しいことを正直に教えてくれたのも心強かったです。
今では友人にも「まずここに行ってみて」と勧めています。家のことだけじゃなく、これからの人生を考えるきっかけにもなりました。
まとめ

家を買うタイミングは、年齢や年収だけで決まるものではありません。
子育てや結婚、定年退職や収入の変化など、暮らしが動く節目に「家について考える」ことは自然な流れです。
ただし、大切なのは今すぐ買うかどうかを決めることではなく、自分たちにとって無理のない選択肢を整理していくことです。
住まい選びは、これからの暮らしや人生を考える大切な機会。
一人で抱え込まず、信頼できる第三者の視点も取り入れながら、自分たちに合ったタイミングと住まいを見つけていきましょう。


