「手を動かす」時間の大切さ

「手を動かす」時間の大切さ

「模型作りワークショップ」開催します

コンシェルジュ開業10周年記念イベントの一つとして、11月に鷺沼駅前店にて「建築家と夢のおうちのクリスマスボックスを作ろう!」というワークショップが開催されます。

建築家の先生にアドバイスをもらいながら、いろいろな材料の中からイメージを膨らませて、思い思いの「家」の模型を作って頂きます。
夏にも同様のワークショップを開催しましたが満席の大盛況。今回はそのクリスマスバージョンです。

ところでこのワークショップ、建築家の寺崎先生をはじめとしたグループ皆さんの入念な準備があってこそ。
時間内に作りやすいように部材を加工しておいたり、想像力を掻き立てられるたくさんの材料や使いやすく道具を用意しておいたり。

子どもたちにモノを作る楽しさを知ってほしい、「家」=自分の身の回りや暮らしに興味を持ってほしいという熱い志があってのことです。

スマホやゲームといった手軽なものが常に身の回りにあり、「ものづくり」が生活から遠のく中、建築という「つくる」仕事の将来につながる大切な活動です。

「手を動かす」時間

「模型を作る」ほどではなくても、今の子どもたちは手を使って何かに没頭する時間はどれくらい持てているのでしょうか?
昔は特に男の子はプラモデル作りに熱中したりしたのでしょうけど、今はどうなのでしょう?

自分の時間も塾や習い事の間の細切れしかなく、落ち着いて何かに取り組む機会も減っているのでは?
手を使い何かに没頭する作業は、精神の安定に良い影響を与えると言われています。

確かに時間を忘れて何かに没頭した後は気持ちがすっきりした!という経験は誰しもあるのではないでしょうか?
気持ちが安定しゆったりとした気分に浸る、充実感を得る=「幸福」を感じる時間ですね。
効率が優先され便利になっていく生活の中で、むしろ私たちは忙しく時間に追われ、「幸福」の実感を抱きにくくなっているのではないでしょうか?

日本人の「幸福度」を高めるためにも、一見非効率で無駄と思える「手を動かす時間」に、もっと注目してもよいかもしれません。