【事例紹介】相続した不動産(ビル)を上手に活用するには

【事例紹介】相続した不動産(ビル)を上手に活用するには

ご相談いただいた経緯

東急線エリアから離れた場所にお住まいのお客様よりご相談をいただきました。相続した世田谷区内の不動産(ビル)を利活用したいけれど、何処へ相談すればよいのか分からず、世田谷区役所のHPをご覧になったそうです。そこから「東京都 空き家情報サイト」を経て、当サービスの情報を目にし、ご連絡をいただきました。

【外部リンク】東京都 空き家情報サイト

不動産の「利活用について検討」と言っても、どんなご要望があるかはお客様それぞれ千差万別です。
今後お使いになるご予定などをお伺いすると、今すぐに売却はしないが、3~5年後くらいには売却したいとのこと。収益はそこまで期待しないので今回利活用するための費用は極力控えた方策を検討したいとのご要望でした。

相続した不動産について
・遺産分割手続きや相続登記は終わっており、土地・建物はお客様(ご相談者)の単独名義になっている
・ビルは全フロア空室
・建築されたのは昭和40年代(旧耐震基準・耐震補強工事は行っていない)

コンシェルジュからのご提案

お客様は旧耐震基準の構造である事を心配されておりましたが、幅広くプランを提示してほしいとのご希望をいただき、下記選択肢をコンシェルジュの提携パートナー会社とともに検討しご提案いたしました。

① 個人、事業者へ賃貸
当サービス提携パートナー会社を3社紹介したところ、スケルトンでの賃貸の提案がありました。実際に募集をかけたところ、コインランドリー、トランクルーム等を運営する事業者からの問い合わせがあり、数件見学希望も入りましたが、やはり旧耐震基準の構造であることがネックになり、残念ながら条件が合わずに見送る結果となりました。
因みに、耐震補強工事の費用について、試算したところ、耐震診断・耐震補強の設計料で400~500万円位、さらに高額の耐震補強工事の費用がかかり、費用を抑えたいとのご要望から外れてしまうため、見送ることになりました。

② 医療ビルへ建替え
当初より費用は控えたいと伺っておりましたので、現実的ではありませんが、同時期に近隣で医療ビルへの建替え相談もありましたので、活用の可能性を探る参考情報としてご提示いたしました。やはりご希望と合致せず、見送ることになりました。

③ ご売却
利活用ではありませんが、新たな選択肢としてご提案いたしました。
当サービス提携パートナー会社3社をご紹介し、売却査定について、コンシェルジュも同席しお客様へご提案いたしました。お客様が想定されていた価格を大きく上回っていたこともあり、今回は当該物件を売却することに決定されました。
また、当該不動産の場合は譲渡益が見込まれます。今回はご利用されませんでしたが、譲渡益や相続についての税金にご不安がある場合は提携の税理士による税務相談会をご利用いただけます。

担当したコンシェルジュの感想

今回のご相談では、賃貸については旧耐震基準の構造という部分で、賃料がご希望よりも随分と抑えられてしまう点や、耐震補強工事をするにも高額な費用がかかってしまう点がお客様のご要望に合致せず選択肢が絞られました。当初は利活用し、数年後に売却される予定でしたが、結果的には売却時期を前倒すという新たな選択肢を選ばれまました。

担当させていただいたコンシェルジュの立場からですが、お客様のご要望にできるだけ寄り添い、また、よりよいご提案の可能性を求めていきたいと思っております。中には当初ご依頼いただいていない事も、お客様とご相談しご了解をいただいたうえでご提案させていただく場合がございます。

当サービスでは、提携パートナー会社への連絡の取りまとめ、お打合せの日程調整なども行いますので、ご自身で全て手配されるよりも、スムーズにストレス少なく進めることが出来ると思います。不動産の利活用でお悩みの際には、是非、ご利用ください。

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