部屋の広さの体感

○○㎡もあるから、広い？

人は誰しも「広い家に住みたい」と思ったことがあるかと思います。
ご自宅を購入される際、賃貸住宅を探す際、部屋の広さが「○○㎡以上欲しい」という基準で探すことも多いでしょう。

住宅を作る事業者側も最近のトレンドでは、一人暮らしの１Ｋなら２５㎡前後、２人暮らしの１ＬＤＫなら４０㎡前後、３人以上のファミリー向けなら７０㎡以上といった基準を設けている事業者も多いようです。

このように○○㎡といった面積の大きさは、家の広さを表す大事な要素の一つであることは間違いありません。
しかしながら、家の広さの要素はこれだけではないのです。

高さや窓の大きさも家の広さの大事な要素

もうお気づきかもしれませんね。
家の広さは、床面積以外にも、部屋の高さにも左右されます。

高級ホテルのエントランスに入った時、「エントランスが広い！天井が高い！」と感じたことはありませんか？
ホテルや大規模オフィスのエントランスは、その部分だけ１、２階を吹き抜けにして、非常に高い天井までの高さを確保しているケースがあり、これが平面の大きさ以上に、広さの体感をアップさせている場合が多いのです。

住宅でも同様、同じ床面積でも、部屋の高さが一般的な部屋と高い部屋では、広さの体感が全く異なります。
最近、有名ハウスメーカーのテレビＣＭでも、部屋の高さをセールスポイントにしている会社がありますよね。

部屋の高さ以外にも、大きく・高い窓があるリビングと一般的な窓があるリビングも広さの体感が大きく異なりますし、窓の外に見える眺望も、遠くまで見渡せる場合と隣の建物のカベしか見えない場合とでは、当然、広さの体感が異なりますよね。

ご自宅を探す際は、机上の床面積だけで判断せずに、実際に現地に足を運んでみることが大切ですね。