お住まいの換気設備、お手入れしていますか?

お住まいの換気設備、お手入れしていますか?

建物の換気システムは、第一種、第二種、第三種の3種類に分類されますが、住宅にある換気システムは、「第三種換気」(排気は機械で行い、給気は給気口から自然に入る)が多いと思います。本コラムは、この第三種換気の給排気口に注目します。

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家の建替え

家の建替え

家の老朽化や、家族構成が変わるタイミングで、家の建て替えを皆様は考えるかと思います。その際、いろいろ夢があるにしても一番知りたいところは、どのくらい費用がかかるのか?といった事ではないでしょうか。築30年以上だったりすると「当時はおじいさんが建てたからまったく費用がわからないので見当もつきません。」といった声をよく聞きます。実際見積もってみると、思った以上にいろいろ費用がかかる事に驚かれます。

家の建て替えは家の本体費用だけではなく、その他にもいろいろと必要です。例えば、坪50万円で30坪だから1500万円程度で家が建つと想定しますが、その金額は本体のみでその他の費用が別にかかる事も知っておかなければいけません。ではどんな費用があるのでしょう。

建て替えであれば、まず家を解体しなくては建てられませんので、この解体費がかかります。この場合、重機等を敷地に入れて作業しますが、敷地に搬入できないと手壊しになり、人件費などがかかります。また産廃費もかかり、リサイクルできるものは分別して詳細に分け処分しますので、解体は費用がかかるところです。

次に更地になった敷地の地盤が強いか弱いかの調査をします。その結果により、表層改良であったり杭を打ったりして地盤補強工事などが必要になる場合があります。また敷地の形状によって造成費用も必要になり、高低差や道路の形状、がけ地などでも費用は変わってきます。

上下水道、ガス、電気はもちろん必要になりますので、調査をしてやり替えなど必要であれば工事が必要です。古い管を撤去して新しくし、径の変更改善をします。
また、家の配置に合わせて外構計画を考え、カーポートなども検討します。
家の建て替えは、本体以外に様々な費用が必要になりますので、事前に見込んでおく必要があります。

家の費用がおおよそわかってくると、次は要望に合わせた家づくりになります。間取りや設備の希望を取り入れて設計をしてもらいます。家の各所の色、柄は後でもよいのですが、確認申請(これから建てるものが建築基準法に適しているか、確認検査機関にチェックしてもらう手続き)に出しますので、平面、立面計画は重要です。

採光や換気なども重要なポイントで、断熱材の仕様もしっかり計画することが大切です。近年、国としてエネルギーを抑える家づくりを求められており、給付金などいろいろ補助などの仕組みもありますのでうまく利用するよいと思います。

以前は確認申請後の変更も割合軽微に変更できましたが、今では確認申請後の変更は難しく面倒になっておりますので、申請前に設計者と詳細打ち合わせが必要になり、要望もこのタイミングである程度決定しておく必要があります。ただ、コンセントなど軽微な変更は上棟時(屋根まで組みあがって、家のおおよその形が出来上がった時)でも可能ですので、建て方(柱や梁などの主要な構造材を組み立てること)が終わったあたりで最終現場打合せをするのが望ましいところです。

これからの家はランニングコストを抑え、エネルギーのかからない家づくりが求められており、断熱材をしっかり入れ、次回のメンテナンスまでの期間を長くとれる仕様の外装で、シンプルなプラン(先の住まい方にも対応できるようプランする)というのが望ましいかと思います。すぐ壊すのではなく、長く住める家づくりですね。

2020/10/05

注文住宅

2020/10/05

住宅において換気扇が設けられる場所は、キッチン、トイレ、洗面脱衣室、浴室等です。建物の高断熱高気密化により、2003年以降は24時間換気扇も設置されるようになりました。換気に必要な空気量を保つための給気口と排気口も計画されますが、皆さんは給排気口のお手入れを定期的にされていますか?キッチンはお料理する時に気になるからたまに掃除するけれど、それ以外はあんまり・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

給気口と排気口

給気口は屋外から入る空気の入り口でとても汚れやすい部分です。皆さん、通常は人が出入りする玄関や勝手口をこまめに掃除されると思いますが、給気口はいかがでしょうか。まず給気口がどこにあるかご存じでしょうか?サッシとセットになっている場合もありますし、外壁に開口部が設けられている場合もあります。

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夏も大切“断熱効果”

夏も大切“断熱効果”

『断熱材』と聞くと、冬の寒さ対策のイメージが強いですが、夏のエアコンの効きに大きく関わっていることをご存じですか。
よく夏の日に上の階に上がるとむっとした暑さのため、部屋で過ごすことができない、なんてことはありませんか。これは夏の日差しによる輻射熱が屋根や柱に蓄積され、最上階の室内に伝わることが暑さの原因になっています。
この輻射熱を遮るにはしっかりと断熱をすることが大切になります。
断熱材は床下、壁、屋根(天井)など建物内部と外部を隔てるところに設置します。そうすると外気温が建物内部に入ってくる熱の移動速度を遅くすることが出来きます。

例えば、夏にエアコンで冷房を入れていると、エアコンが室内を冷やそうとする時間と、外気の輻射熱で室内が暑くなる時間のどちらが速いかで、冷房の効きが悪いと感じるか、快適と感じるかの違いになります。
そこで断熱材の力を借りて、外気の熱の伝わりを遅くすることで、低い冷房能力で快適な室内温度にすることが可能になります。

断熱材と聞くとみなさまが良くご存じなのは『グラスウール』『ロックウール』
の繊維系断熱材ではないでしょうか。

『グラスウール』はリサイクルガラスを細かい繊維状にし、空気を閉じ込めた軽量な断熱材です。繊維系断熱材の中では一番安価なので普及しておりますが、デメリットとしては湿気に弱いことです。一度水を大量に吸ってしまうと重みで下がってしまい、隙間ができてしまうこともあります。
そのため湿気が入り込まない防湿気密シートを同時に施工する必要があります。
参照:硝子繊維協会
https://www.glass-fiber.net/

最近のハウスメーカーでは熱伝導率の低い『硬質ウレタンフォーム』や『高性能フェノールフォーム』を採用されるところも多くなってきました。
*熱伝導率:『熱の伝わる速さ』熱伝導率の数値が小さいほど熱が伝わりにくいので、断熱性が良いと判断されます。
『硬質ウレタンフォーム』は現場で発泡するタイプのものは隙間なく充填でき、厚さも調整できます。発泡するため柱より膨らんでしまった部分はカットしなければなりませんが、カットした切り口から水を吸収してしまうと断熱性能が落ちてしまうものもあります。その際は防湿気密シートを施工し湿気対策をします。デメリットとしては燃えた時に有毒ガスシアン化水素を発生するものもあります。
参照:ウレタンフォーム工業会
http://www.jufa-urethane.org/koshitsu_polyurethanefoam/primary_characteristic/

『高性能フェノールフォーム』は熱硬化性樹脂で出来ていて、熱に強く燃えにくい樹脂のことです。燃えても有毒ガスを発生することも無く、熱伝導率も他の断熱材に比べ圧倒的に小さいです。デメリットは価格が高いことです。
参照:フェノールフォーム協会
http://www.jpfa.org/high_efficiency/index.html

それぞれメリット、デメリットがありますが、施工方法がきちんとされていれば充分な断熱効果が見込まれます。環境省の『断熱リノベ』、経済産業省の『次世代建材』の補助金制度もございますので、この夏 『断熱リフォーム工事』を検討されてみてはいかがでしょうか。

参考:平成31年度 高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業(断熱リノベ)
一般社団法人 環境共創イニシアチブ(執行団体)HP
https://sii.or.jp/moe_material31/overview.html

2020/07/01

注文住宅

2020/07/01

屋外から流入する空気により、室内外の給気口周辺やダクトは粉塵等で汚れます。室内の空気にもクロスの汚れにも影響しますから、定期的にお手入れすることをおすすめします。(当然ですが、汚れ具合と適切なお手入れの頻度は環境によって違います。)こまめに実施すれば短時間の作業ですみ、汚れが気になるというストレスからも無縁で過ごせます。給気口にフィルターがセットされている場合は、フィルターの掃除や交換も必要ですね。ご自身とご家族の健康のためにもこまめにお手入れをしましょう。

排気口は室内の空気が屋外へ排出される出口です。室内の排気口周辺は給気口ほど汚れませんが、細かい埃が付着するため、やはりお手入れは必要です。日常の床掃除の際に掃除機で吸い取ると負担感が無いと思います。私はちょこちょこ掃除機をかけるほか、2~3か月毎に取り外して水洗いをしています。

場所の問題

給排気口のお手入れを億劫に感じている方は少なくないと思います。理由として、脱着が面倒なことや、脚立を使用しないと手が届かない場所にあることが考えられます。給排気口は室内の見えにくい場所、例えば壁の高い位置や天井面に計画されることが珍しくありません。生活の中でなるべく視野に入らないようにという配慮かもしれませんが、特に高齢者の世帯では脚立の使用は危険ですし、脱着が上手くできない場合もあります。ご自身で手入れすることが難しければ、ハウスクリーニング業者等に依頼しましょう。お子さんやお孫さんが帰省する機会にお手入れを手伝うと両親や祖父母に喜んでもらえると思います。

これから注文住宅を計画される方は、給排気口を手の届きやすい場所に計画することを設計者にリクエストしたり、脱着も含めたお手入れ方法を事前に確認しておくと良いと思います。

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初心者のための「個別」購入はじめて相談会を開催します

◇ 駅も近いし、場所は便利なんだけど、家賃がもったいないな~
◇ もうすぐ賃貸の更新!その月は2倍の家賃・・きついな~
◇ 好きな絵を飾りたいけど、壁に穴を開けるのも・・
◇ 老後はどうなる?歳を取るとなかなか貸してくれないっていうし・・
◇ 家で過ごす時間が増えたし、もう少しくつろげるような家がいいなぁ

…と毎日の生活でこれから先の事をいろいろと考えてしまいますよね。

ご事情は人それぞれですので、必ずしも全員が購入がいいわけではありません!

私達コンシェルジュは営業ではありませんので、
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なにから始めればよいのか、1からアドバイスをさせていただきます。

◆ エリアはどこにしましょうか。 このエリアならこんな物件がありますよ。
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