【実例紹介】実家を二世帯住宅に。リフォームor建て替え、どちらにしよう?<前編>

【実例紹介】実家を二世帯住宅に。リフォームor建て替え、どちらにしよう?<前編>

ご相談のきっかけ「社宅の期限が…」

相談者A様は30代主婦で、ご主人様、1歳、3歳の子ども2人の4人家族です。これまで社宅にお住まいでしたが、退去期限まであと3年となり、将来の住まいについて考えるようになりました。近くに住むA様の両親に相談したところ、実家をリフォームか建替えで二世帯住宅にして一緒に住まないかと提案されました。ご主人様も賛成してくれたので、コンシェルジュに相談にいらっしゃいました。

コンシェルジュについては、以前からご存じだったそうです。たまに店の前を通っていたし、駅のポスターもよく見るので、なんとなく親近感を感じていて、買い物のついでに立ち寄ってくださいました。

相談したい内容

■実家を二世帯住宅にするには、リフォームか建替えのどちらが良いか、費用がどのくらいかかるか、費用面以外のメリットやデメリットについて考え方を教えて欲しい
■この検討に適した会社を紹介して欲しい

カウンターのコンシェルジュと話をして、希望の相談ができることがわかったので次回の予約をしていただきました。

相談スタート

A様とご両親様が特に気にされていたのは、費用です。リフォームと建替え、それぞれの金額がいくらになるのか予測できず不安に思われていました。費用の目安がわかれば。どちらで検討を進めるか、どのように用意するかを家族で相談できます。ご両親様は、できれば自分達の貯金の範囲でリフォームをとお考えでした。そこで、金額の目安を確認するために、リフォーム会社1社とハウスメーカー1社に見積を依頼することになりました。

リフォーム会社が調査を実施した結果、建物は築50年超で全体の耐震補強と断熱工事が必要なこと、構造の制約により二世帯向けの間取りは難しいことがわかりました。またリフォーム費用は概算で2000万円超の見積となり、ご両親様の貯金では不足することもわかりました。 ハウスメーカーによる建替え提案は、概算4500万円でした。

A様はご両親様とも相談して、リフォームではなく建替えにすること、費用は子世帯がローンを組み、ご両親様も現金を出すという方針に決定されました。

A様の不安

コンシェルジュとの会話の中でA様の不安も以下の4点に整理できました。

①住宅ローンについて、今後子どもの学費等もあるため、家計に無理のない金額を知り、その予算で建築可能なハウスメーカーで検討したい。

②5歳違いのお姉様がいて、実家を二世帯住宅にしてA様が住むことについて同意を得るのは難しそう。将来相続でもめないためにどうすれば良いか。

③A様はデザイン全般にこだわりがあるので自分の好みを理解してもらえるか。

④自分のペースで検討を進めたい。決断を急かすような営業活動は控えてもらえるか

コンシェルジュと情報を集めながら、検討すべきポイントが見えてきたA様。今度は実家の建て替えをどのように進めたらいいのでしょうか?
次回コラム【後編】に続きます。

【実例紹介】実家を二世帯住宅に。リフォームor建て替え、どちらにしよう?<後編>

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【実例紹介】リフォームか、 建替えか?二世帯住宅を検討!

【実例紹介】リフォームか、 建替えか?二世帯住宅を検討!

都内にお住まいのA様。お子様が生まれるのをきっかけに、住まいをどうするか、とご相談にいらっしゃいました。
当初はマンション購入を検討していらっしゃいましたが、都内は価格が高く、ご夫婦で安心して買える価格だと、手狭になってしまう、ということが分かり、ご家族でご相談された結果、ご実家を二世帯にしてご両親様と一緒に住もう、という方針に決まりました。
そこで問題になったのが、ご要望はリフォームで叶うのか、建替えした方がいいのか。
実際にどのように検討を進めたのかご紹介いたします。

コンシェルジュより、提携しているハウスメーカー・工務店などの建築会社、リフォーム会社をそれぞれご紹介し、リフォームがいいのか、建替えがいいのか、同時に検討を進めました。事前に下記ポイントをご説明させていただき、まだ方針を検討する段階なので、1社ずつご紹介しそれぞれの案を検討しました。

■法的に建替えのできる土地か
建築基準法や条例の改正で「建替えることのできない土地」になってしまうことがあります。
道路の幅や、道路が敷地に接している長さが足りない、などがよくありますので注意が必要です。

■建替えた場合、建物の広さが十分に確保できるか
建築基準法や条例の改正で「今より小さな家しか建たない条件になってしまった場合」です。建蔽率・容積率が変わってしまったり、道路が狭く、セットバックといって道路に土地を提供する必要があり、土地が小さくなってしまったりすることもあります。

建築会社は、土地や道路などの法的条件をお調べくださり、ご希望に合った間取りのご提案と概算の費用のご提示をしてくださいました。
リフォーム会社は、実際にご実家を現地調査・耐震診断をしていただき、プランのご提案、お見積りのご提示をしてくださいました。

検討の結果、A様の場合は、リフォームの費用が思ったよりも高額になってしまい、またご両親様のスペースが十分に取れないことが分かり、今回は建替えでお話を進めよう、ということになりました。

方針が決まりましたので、今度は建替えの会社をどこにするか、ご検討をスタートします。
すでにご紹介させていただいた1社に追加して、2社ご希望の会社をお選びいただき、ご検討を進めます。
各社とも、趣向を凝らしたご提案をしてくださり、二世帯住宅ならではのいろいろなアイデアが出てきました。
ご両親様世帯、A様世帯、それぞれのお考えが、なかなかまとまらない時も、コンシェルジュが間に入り、ご希望を整理するお手伝いをさせていただきました。

最初にご相談をいただいてから、5か月ほどかかりましたが、ご両親様、A様ご夫婦それぞれがご納得のいくご計画ができ、建築会社を決めることができました。

住まいと暮らしのコンシェルジュでは、お住まいをどうするか方針を決める最初から、お手伝いをしております。お困りの際はぜひご相談ください。

2020/12/07

注文住宅

2020/12/07

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リフォーム? 建替え? どっちがいい?

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お住まいが築20 年を過ぎると、お子様が独立されるなど、ご家族の生活スタイルが変わり、「リフォーム」 した方がいいのか、それとも「建替え」 した方がいいのか、迷われる方が多くいらっしゃいます。
しかしそもそも、リフォーム・建替えのどちらかを「 選択できない」 または、「選択することが難しい」ケースがあります。
いくつか、そのポイントをご紹介いたします。

■建替えを「選択できない」ケース
 建築基準法や条例の整備や改正で「建替えのできない土地」になってしまった場合です。
 前面道路の広さや、敷地の道路に接している長さが足りない、などがありますので注意が必要です。

■建替えを「選択することが難しい」ケース
 建築基準法や条例の整備や改正で「今より小さな家しか建たない条件になってしまった場合」です(建蔽率・容積率が
 変わってしまった。道路が狭く、セットバックといって道路に土地を提供する必要があり、土地が小さくなった。な
 ど)。

このような場合は、現在のご自宅よりもどのくらい小さくなってしまうのか、その生活空間で充分なのか、をチェックする必要があります。

■リフォームを「選択することが難しい」 ケース
 「シロアリ被害がある場合」や「地盤や構造に不安がある場合(築年数が古い、家が傾いている、雨漏りしている)」
 などの場合です。
 このような場合は、耐震補強が必要になったり、不具合を修正するのに費用がかなり掛かってしまい、建替えとほとん
 ど変わらない、もしくは建替えの方が安くなるケースがあります。また、その後何年住み続けるか、耐久性にも注意が
 必要です。


いずれも専門的なお話になりますので、すべてをご自身でチェックするのは難しいと思いますが、ご注意いただきたいポイントです。

一般的に、リフォーム費用が建替えの7割以上となる場合、建替えの方がよいと言われていますが、家の築年数、建物の構造、ご予算、希望の間取り・広さ、今後のライフスタイルによっても方針が異なってきます。
お困りの際はコンシェルジュまでご相談ください。

2020/12/07

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【実例紹介】2世帯リフォームをされた実例をご紹介いたします

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中学生と高校生のお子様のいる4人家族A様ご夫婦が、お子様たちの個室の確保のために家の購入を検討されていました。
都内の戸建てに住むご主人のご両親に家の購入のお話をしたところ、実家をリフォームして一緒に住むことを提案されたそうです。

そこで、A様ご夫婦より実家をリフォームし2世帯住宅に出来るかどうか、コンシェルジュにご相談いただきました。今回は、ご主人のご実家で親世帯との生活をする2世帯リフォームの流れをご紹介させていただきます。

一緒に暮らす2世帯の関係性や生活スタイルにより、それぞれのご家族に合った間取りを選ばれています。
2世帯住宅の間取りは「一体型」「一部共有型」「完全分離型」の3種類に分けられます。

■一体型 
親世帯と子世帯が一緒の一つの空間として生活します。お風呂・キッチンなども共有するため工事費を抑えることもでき、光熱費や家事の負担を軽減できます。共有部分もプライベート部分も両世帯で検討・打ち合わせを行います。

■一部共有型
一部の生活空間を共有している間取りです。玄関だけを共有する、玄関とお風呂を共有、キッチンのみ共有など、どの部分を共有にするのか両世帯で話し合い決めていきます。
その他のプライベート部分の打合せは個別に行います。

■完全分離型
玄関も設備機器もすべて分離されており、同じ屋根の下に住みますがプライバシーの確保ができます。
1階を親世帯・2階を子世帯の住まいとする「上下分離」と、

それぞれに階段を設け「左右分離」にするパターンがあります。

全体の区画割は両世帯で行い、その後は世帯ごとに間取りの検討・打ち合わせを行います。

2世帯の間取りは、親世帯がご夫婦どちらの親御様なのかにより、選ばれる間取りや打合せの進め方が違ってきます。
まずは、A様ご夫婦にはご実家の平面図などをお持ちいただき、2世帯同居についてのお考えをお聞きいたしました。
その後、現地調査をしながら、親世帯と子世帯のお考えや生活スタイルをお聞きし、建物の構造的に間取り変更が可能か耐震診断も検討し確認していきました。

両世帯間でお互い直接は話しにくいことも、リフォーム会社の担当者とコンシェルジュには話していただけました。両世帯のお話を丁寧にお聞きすることが、良い提案に繋がったと思います。

リフォームプランを提案いただき打合せを繰り返し、A様は左右・上下複合完全分離の間取りを選択されました。その後の打合せは、親世帯・子世帯と設備や仕様について行います。
親世帯の仮住まい期間が最短になるよう、工事のスケジュール・引越しの手配も連携して行いました。子世帯のお子様の新学期にも配慮していただくことで、両世帯のストレスを最小限にすることも出来ました。

いずれは親世帯の老後のことを考えていかなくてはいけないと感じていたA様ご夫婦は、
今回、2世帯リフォームをされるために両世帯の生活の仕方や考えを話しあったことで、お互いへの思いを認識でき良かったとお話されていました。

コンシェジュではリフォームの間取りのご相談だけではなく、親世帯所有の土地・建物へのリフォームの費用負担など、税理士の先生からアドバイスをいただく税務相談もお手伝いさせていただきました。

このように、両世帯で住まい方を話し合い、生活を見直すことで、同居の安心感とプライベートの充実を両方実現でき、楽しい2世帯生活を過ごしていらっしゃいます。

親世帯との暮らし方や2世帯リフォームなど、お気軽にコンシェルジュへご相談ください。ご納得いく解決策をコンシェルジュと一緒に考えていきましょう。

2020/12/07

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