ライフステージと片付け

ライフステージと片付け

年代と「モノ」の価値観

コンシェルジュをご利用頂くお客様は20代から90代と、とても幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。

20~30代のお客様の住宅購入検討の際に、ファイナンシャルプランニング相談をお受けすることが多いのですが、生活の堅実さにはほんとうに感心します。
おそらく、高度成長やバブルを過ぎ、低成長な時代を生きる術なのでしょう。

最近の若い方は「モノ」ではなく「体験」に価値を感じると言われています。
「足りないものは無い」豊かな時代に生まれ、低価格である程度のものは満たされ、強い購買意欲があまり無いように思われます。
無駄なものは買わず、情報をうまく使い、比較検討を欠かしません。
時代は変わっているのですね。

一方で、ご年配のお客様のご自宅へ伺うと、モノが多いことに驚かされることがあります。
モノがなかった時代に生まれ、「社会や自分の暮らしが豊かになること」と「モノが増えること」はイコールだったのでしょう。
持っているモノは「生きてきた歴史」であり、「もったいない」意識も相まって、捨てられないのは理解できます。

ただ、生活に支障があるようでは困りますよね。
モノによって生活がうまく回らない、となると本末転倒です。
適切な量のモノとうまく管理する方法(収納)を知って、快適に暮らしたいものです。

「ライフステージ」の切り替え

先日「定年後からの人生を見つめるお片付け」セミナーを開催いたしました。
お片付けをテーマにしたセミナーは毎回大人気です。「家を片付けたい!」と思っている方は多いようですね。
気力体力のあるうちに、その後の20~30年を見据えて身の回りを整理し、家を快適にしておきましょう!という内容です。
片付けは大変、モノが多くなってしまうとなおさら気が重いですね。タイミングを逃さずに行いたいものです。

お子さんが独り立ちしたらお子さんのモノは片付けましょう!
子育てした自分をほめつつ子離れをして、これから何をしようか考えたいですね。

退職を機に仕事関係のモノも片付けましょう!
ライフステージの切り替えのタイミング、うまく次のステージへ移り、前向きに楽しく快適に暮らしていきたいものです。