マンションの管理費と修繕積立金

マンションの管理費と修繕積立金

新築でも中古でも、マンション購入を検討する際に気になるのが、「管理費」「修繕積立金」などの定期的にかかる費用です。
マンションでは、管理方法や修繕計画に関してあらかじめ詳細内容が定められていますが、古いマンションになると整理されておらず、将来問題になるケースがあります。
毎月かかる費用ですので、それぞれどういうものなのかしっかりと理解しておきましょう。

管理費

マンションを快適な状態に保ち、日常生活を安心・安全に過ごすために必要となる共用部分の管理のために使われる費用になります。
具体的には、
・共用部分の電気代、清掃業務、エレベーターや自動ドアなど各設備の保守点検費
・植栽管理費、管理人の人件費、セキュリティや火災保険料
・ラウンジやフィットネスジム、プールなどが設置されている場合の施設運営
などが含まれます。
管理費の内訳はマンションにより様々ですが、何に支払われているかは確認しておきたいですね。

修繕積立金

適切なメンテナンスを行い、マンションの寿命を延ばしていくのが修繕工事の目的です。
この修繕工事を行うための費用として、毎月積立てていくお金が「修繕積立金」となります。
一般的に、マンションには長期修繕計画が立てられており、それに基づいて修繕工事が実施されていきます。
具体的には、外壁塗装や屋上やバルコニーの防水、配管設備の洗浄・更新、消防・防災用設備の取替修繕等々の費用になります。マンションのグレードアップ(資産価値向上)のために行われることもあります。
そもそも、修繕計画を立案し、将来かかる費用をあらかじめ積立て適切な時期に実施することが大切なのですが、「立派な修繕計画書があっても全く実行されていない」、「計画書そのものがない」といったマンションも世の中には存在します。

特に中古マンションの購入検討時には注意が必要です。大まかな修繕サイクルでみると、築10年、築20年が節目にあたりますが、大規模修繕の実施状況や修繕積立金が十分に積立てられているかなどしっかり確認しましょう。

管理費も修繕積立金も、安ければいいというものではなく、高い・安いにはそれぞれ理由がある訳です。
よくマンションは「管理を買う」と言われます。
マンション購入検討の際は、立地環境や設備仕様のチェックもさることながら、これらのことが円滑に行われているか「管理」についてもぜひ事前に調べておきましょう!

このコラムを編集した店舗このコラムを編集した店舗

目黒店

目黒店

目黒店

〒141-0021 
品川区上大崎3丁目1-1 JR東急目黒ビル B2F

営業時間/10:00~19:00 
年中無休(年末年始を除く)