自分に合う住宅の天井高を考えてみよう!

自分に合う住宅の天井高を考えてみよう!

新しく家を建てる、家を購入するときに、間取りや部屋の大きさが気になりますよね。では、部屋の天井高については、考えたことはありますか?

購入物件の間取り図を見ながら、子供部屋は5.5帖、リビングは15帖で希望に合いそう!などとご家族で話をすることが多いのではないでしょうか。今回は、実際にその部屋で暮らした時の快適性にかかわってくる、天井高についてお話しします。

天井高の最低限度

天井高(てんじょうだか)とは床面から天井面までの高さのことです。
建築基準法では、居室の天井高さは2.1m以上でなければならないと定められています。尚、廊下や収納、トイレやふろなど、居室以外のスペースの天井高さの最低限度は決まっていません。

部屋の中で天井高さが異なる場合は、平均の高さを2.1m以上確保する必要があります。

天井高の違いによるメリットデメリット

リビングなどの天井高は2.4m、各個室は2.3m以上にすることが最近は多くなってきました。
これより高ければ良くて、低ければ悪いというわけでもありません。
両方にメリットデメリットはあるものです。

■天井高が低い(2.1m以上2.3m未満)場合
メリット
・建築コストが抑えやすい
・冷暖房効率が良く、光熱費を抑えられる

デメリット
・圧迫感を感じやすい
・リノベーションでは標準の設備機器(風呂や洗面化粧台)が設置できないことが多く、機器選定の選択肢が狭まる
・リノベーションで間取りを自由に変更しにくい

■天井高が高い(2.6m以上)場合
メリット
・解放感を感じやすい
・大きな窓や高い位置の窓を設置できるため、部屋の中の明るさを確保しやすい
・シャンデリアなどの高さがある照明器具も設置しやすい

デメリット
・建築コストが標準より高くなる
・電球交換や照明器具などのメンテナンス対策をする必要がある
・冷暖房効率が悪く、光熱費が高くなりやすい

※冷暖房効率は、戸建てやマンションの構造や断熱性能によっても違います。

自分に合っている天井高って?

同じ面積のリビングであれば、天井高が10㎝高くなるだけでも、解放感がアップします。

しかし天井高が高ければ必ずしも良いわけではなく、狭い部屋の場合は天井が高いとかえって落ち着かない空間になることもあります。

畳や床に座る生活であれば、天井高が低くても落ち着いたスペースになることもあります。逆にイスやソファーに座る生活だと、天井の低さが窮屈に感じるかもしれません。このように、住まう方のライフスタイルも、天井高と快適性のバランスに関係しています。

特に中古マンションを購入し、リノベーションを検討されている方は、天井高の確認もされることをおすすめします。築古の中古マンションは天井高が低いものも多くあります。それに購入されたマンションの構造によっては、リノベーションをしても天井高を解決できない場合もあるからです。

・これからマイホーム購入を検討している方
・注文住宅を建てようと検討している方
この機会に、ご自身に合った天井高を考えてみてはいかがでしょうか。

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