一戸建て(一軒家)フルリフォームの費用相場と、節約のコツ

一戸建て(一軒家)フルリフォームの費用相場と、節約のコツ

リフォームは、新築より安く済むイメージがあります。しかし、家全体を対象とするフルリフォームの工事費は高額になりがちで、建て替え並みかそれ以上かかるケースも珍しくありません。

ですから、フルリフォームをご検討中の方にとって「費用相場」は大きな関心事です。目安の金額はどの程度なのか、安くする方法はないのか、と心配される方が少なくありません。

そこで本稿では、一戸建てのフルリフォームの費用相場と、節約のコツをご紹介したいと思います。マイホームの全面改修をご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

フルリフォームの費用相場

まずは、フルリフォームがどういうものなのかご説明しましょう。そのあと、費用の目安をご紹介します。

フルリフォームとは



フルリフォームとは、家全体を対象とする改修工事のことです。さまざまな呼び方があり、以下も「フルリフォーム」とほぼ同じ意味で用いられます。

  • フルリノベーション
  • 全面リフォーム
  • 全面改修


内装・外装・配管・配線等をすべて撤去して躯体(主要な構造部分)のみ残す場合は、スケルトンリフォームと呼ぶこともあります。

フルリフォームの工事は広範囲にわたりますので、必然的に費用も大きくなります。

フルリフォーム費用の目安



つづいて、フルリフォーム費用の目安をご紹介しましょう。フルリフォームは解体撤去の程度によって、以下の3つに大別できます。

  • 内装も外装もなるべく解体しない(化粧直しのみ)
  • 主に内装を解体して、外装は解体しない
  • 内装も外装も解体する(スケルトンリフォーム)


上述の区分ごとに、フルリフォーム工事の費用の目安をご紹介しましょう。

なお、坪数は「総床面積(m²)×0.3025」で算出できます。たとえば、総床面積が100m²の住宅でしたら「100×0.3025=30.25坪」です。

  • 内装も外装もなるべく解体しない(30坪):300万円~
  • 内装も外装もなるべく解体しない(40坪):400万円~
  • 主に内装を解体して、外装は解体しない(30坪):1,200万円~
  • 主に内装を解体して、外装は解体しない(40坪):1,800万円~
  • 内装も外装も解体する(30坪):1,500万円~
  • 内装も外装も解体する(40坪):2,000万円~


ちなみに「内装も外装もなるべく解体しない (化粧直しのみ)」は、たとえば以下のような工事が該当します。

  • クロス(壁紙)の張り替え
  • 水回り等の設備を一新(移動なし)
  • 屋根や外壁の塗り替え
  • ベランダの防水塗装
  • 床下の防蟻処理


「主に内装を解体して、外装は解体しない」は、さらに以下のような工事が該当します。

  • 構造の腐朽や蟻害を修繕する
  • 配管や配線を一新
  • 断熱材を一新
  • バリアフリー改修(段差解消、手すり設置など)
  • 窓や断熱材の断熱性能を上げる
  • 構造や基礎の耐震改修
  • 間取りを変更


「内装も外装も解体する (スケルトンリフォーム)」は、さらに以下のような工事が該当します。

  • 性能向上をともなう外壁の張り替え
  • 性能向上をともなう屋根の葺替え
  • 窓の移動をともなう間取り変更
  • 増築や減築


上述のとおり、フルリフォームは工事対象となり得る部位が多く、どこまで手を付けるかによって費用が大きく変化します。ですから、ご自宅のリフォーム工事費を知るには、見積書を取ってご確認いただく必要があります。

お見積りを依頼される際は、複数社に請求(相見積り)することをおすすめします。3社程度の見積書を比較していただくと、適正価格が見えてきます。

なお、工事代金があまりにも高額になる場合は、建て替えも視野に入ってくるでしょう。とは言え、建て替えは諸費用が高額になります。工事代金だけで決めず、総合的にご判断ください。

リフォームと建て替えの比較については、以下の記事で解説しています。あわせてご覧ください。

リフォームと建て替え、どっちがお得?費用と長所・短所を比較

フルリフォームするときに必要な諸費用

フルリフォームする際に必要な費用は、工事代金だけではありません。さまざまな諸費用もかかりますので、忘れないように予算を立てておきましょう。

代表的な「フルリフォームの諸費用」を5つご紹介します。

  1. 仮住まい費用
  2. 印紙代
  3. 解体工事
  4. ローン諸費用(ローンを利用する場合)
  5. 建物表題部変更登記


順番に、もう少し詳しくご説明しましょう。

1:仮住まい費用



フルリフォームは、住みながら施工するのが困難です。よって、必ずと言っていいほど工事中の仮住まいが必要になります。

仮住まいに関しては、以下の費用が必要です。とくに家賃はおおよそ半年分くらい必要で、ご家族が多い場合はかなりの金額になるでしょう。

  • 家賃、敷金、礼金
  • 荷物保管用トランクルームのレンタル代
  • 引っ越し(往復)


なお、フルリフォームでは壁を剥がしてめくるまで躯体の全貌がわかりません。想定以上に躯体の痛みが著しく、当初の予定より工期が延びるケースもあります。

仮住まいは、あまりギリギリの期間で予定を立てないようにしましょう。

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お住まいについてご検討されている中で、「仮住まい」というワードが浮かんだ事はありませんか?コンシェルジュでも、ご相談いただく内容によって、仮住まいを検討しなければならない場合があります。その数例をご紹介いたします。

先に自宅を売却してから新しいお住まいに引っ越しされる場合、仮住まいをする期間が発生する可能性があります。仮住まいをしないで計画が進められるのがコストカットにも繋がり効率は良いのですが、焦って住まいを購入して後に後悔するより、しっかりと検討してから新居を購入される方がお勧めです。

室内の間取り変更や広い範囲での床の張り替えなど、大きな工事になればなるほど仮住まいが必要になる事が多いです。
仮住まいの期間はそれぞれですが、例えばマンションのフルリフォームの場合、荷物の移動の期間を含めると3か月程の仮住まい計画になる場合もあります。
一方、大きな工事の中でも、工期は伸びますが部屋ごとに分けて工事を進めて仮住まいをしない方法もあります。工事の進め方については会社によって異なりますので、まずは相談してみる!という事が大切な事だと思います。

工事の大きい、小さいに関わらず、仮住まいを検討した方が良いケースがあります。それは、小さいお子様や健康にご不安がある方がいらっしゃるご家庭です。例えば、キッチン交換は仮住まいしないことを選択されるお客様が多いのですが、塵や埃が舞う工事となりますので、アレルギーが無かった方でもアレルギーを発症したり、体調を崩してしまったりする可能性もございますので、ご家庭、体調の状況に応じてご検討いただいた方が良いと思います。

目的と事情によって、選択肢は様々です。コンシェルジュではお客様のご要望をうかがってアドバイスいたします。

仮住まいを検討する際には、短期の賃貸をイメージされる方が多いのではないでしょうか。最近は多くのホテルでロングステイのプランが出ていることをご存じでしょうか。ラグジュアリーなホテルからビジネスホテルまでご検討の幅は広くあります。
洗濯機や電子レンジが部屋完備されているホテルや、ちょっとした洗濯物ならバルコニーに干しても良いホテル(部屋位置指定)もございます。

ホテル住まいは宿泊費が割高と思われるかもしれませんね。ホテルと住宅の仮住まいを比較してみると、ホテルは面倒なライフラインの手続きや費用、退去時に請求される現状回復費用が不要ですから、ホテル住まいも候補として検討し住み替えやリフォームの機会に非日常的な生活を過ごしてみてはいかがでしょう。

お住まいについてのご相談、コンシェルジュでは沢山の選択肢の中から、皆様それぞれに合った進め方をご一緒に考えて参ります。ご相談をお待ちしております。

2021/08/16

2:印紙代



工事請負契約書やローン契約書は、課税文書(課税の対象となる契約書)に該当します。記載金額が1万円を超える場合は、印紙を貼ることで納税しなければなりません。

参考:国税庁「印紙税額の一覧表(その1)第1号文書から第4号文書まで」

ただし、電子契約を使うと印紙税の納税が不要になります。将来どうなるか不明ですが、今のところ電子契約は課税文書と見なされていません。

参考:内閣府「電子契約の推進について」

3:解体工事



リフォームの解体では、重機で一気に壊さず、手壊しや廃材の分別がおこなわれます。年々リサイクル関連の規定が厳格になっていますので、それにともない費用は上昇傾向にあります。

解体工事は、業者によって得意・不得意があります。ご自宅の構造(木造/鉄骨)や敷地の条件(狭小地など)を考慮して業者を選んでいただくと、安くなる可能性があります。

相見積りも有効ですが、金額だけで業者を選ぶのはよくありません。解体工事は音やホコリで近隣とトラブルになることも考えられますので、マナーや法令順守の姿勢もチェックしましょう。

なお、令和4年4月1日以降、以下の条件に当てはまる工事は、アスベストの事前調査および自治体と労働基準監督署への結果報告が義務化されています。

  • 建築物の解体工事(解体作業対象の床面積が合計80m²以上)
  • 建築物の改修工事(請負代金の合計額が税込100万円以上)


参考:環境省 報道発表資料

万が一、リフォームされる住宅からアスベスト含有建材が見つかった場合は、専門的な除去工事が必要になります。その場合は解体工事の費用が上がりますので、ご留意ください。

4:ローン諸費用(ローンを利用する場合)



ローンを利用する場合は、以下の諸費用がかかりますのでご留意ください。

  • 事務手数料
  • 保証料
  • 抵当権設定登記


詳しくは後述しますが、ローンを利用する場合は金利もしっかり確認しましょう。融資額が高額になればなるほど、金利が0.1%違うだけで総返済額が大きく変わります。

5:建物表題部変更登記



増築や減築などで床面積が変わる場合は、建物表題部の変更登記が必要です。この登記は所有者自身で申請できますが、土地家屋調査士に代理申請してもらうことも可能です。

建物を測量して図面を作るのは大変な作業ですので、面倒に感じる方は、土地家屋調査士に依頼するほうがよいでしょう。ただし、その場合は土地家屋調査士に報酬を支払う必要があります。

参考:不動産登記法 第51条

フルリフォームの費用を抑えるコツ

最後に、フルリフォームの費用を抑えるコツを3つご紹介します。

  1. 工事代金を抑える
  2. 金利を抑える
  3. 減税・補助金制度を活用する


それぞれ、詳しく解説します。

コツ1:工事代金を抑える



工事代金を抑える際のポイントは、以下の3つです。

  • 要望の優先順位を決める
  • 値下げ交渉をする
  • コストダウンする


上述のポイントの詳細は以下の記事でご紹介していますので、ご興味がある方はあわせてご覧ください。

リフォームの予算オーバー、どう対処する?コストダウンで安くする方法

相見積りも、工事代金を抑える際に一定の効果があります。複数社に同じ要望を伝え、工事代金の金額を比較していただくとよいでしょう。

ただし、金額だけで依頼先を選んではいけません。各社の実績や提案内容、信用できるかどうかも確認しましょう。

コツ2:金利を抑える



フルリフォームの工事代金は、金額が大きくなりがちです。ローンを使う場合は、複数の金融機関の金利を比較して、低いところを選んでいただくとよいでしょう。

たとえば、1,000万円を15年返済で借りると、以下のケースでは金利が「0.1%」上がるだけで「約8.3万円」も返済額が増えてしまいます。

  • 金利1.9%:11,500,360円
  • 金利2.0%:11,583,075円


リフォームローンではなく住宅ローンを使うのも、金利を抑えるひとつの方法です。住宅ローンには、以下の長所があります。

  • 金利が低い
  • 借り入れ可能な期間が長い
  • 融資上限額が高い
  • 住宅ローン減税を受けやすい


ただし、一般的に住宅ローンはリフォーム用途で利用できません。多くの金融機関では、住宅ローンの使いみちを「マイホームの建築・購入・増築・改築(建て替え)資金」に限定しています。

中古住宅の購入後にすぐリフォームされる方や、増築をともなうリフォームをされる方は、住宅ローンの利用を検討されてみてはいかがでしょうか。

コツ3:減税・補助金制度を活用する



リフォーム工事の内容によっては、減税や補助金制度が利用できます。工事代金が下がるわけではありませんが、減税分や補助金と相殺することで、実質的に安くリフォームできたことになります。

減税制度は耐震やバリアフリー、省エネ等に関する改修をおこなうことで、以下の減額措置や非課税措置を受けられます。

  • 所得税
  • 固定資産税
  • 贈与税
  • 投資型減税制度



参考:リフォームの減税制度

一方リフォーム補助金制度は、要件となる改修をおこなうことで、国や自治体から補助金を受け取れます。主な補助金制度をご紹介しましょう。



減税制度や補助金制度は、予算や期限があります (期限内であっても、予算に達した時点で受付終了)。利用されたい方は、実施中かどうか確認のうえリフォームの計画を進めてください。

各自治体が実施している補助金制度については、以下の検索サイトでもご確認いただけます。

参考:地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト

【まとめ】フルリフォームの施工会社探しをお手伝いします

フルリフォームでは、解体後に構造の腐朽やシロアリの食害が見つかることもあります。雨漏りや家の傾きが発見されることもあるでしょう。

フルリフォームは、このような想定外の事態にも対応できる知識が豊富な施工会社に依頼したいところです。見積額だけにとらわれず、実績や提案内容など、総合的に評価して選びましょう。

リフォーム業者選びでお困りの方は、東急株式会社「住まいと暮らしのコンシェルジュ」へご相談ください。リフォーム内容の検討から業者の紹介まで、無料でお手伝いしております。

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リフォームのことならお任せください!

リフォームのことならお任せください!

昨年は台風被害の多い年でした。とりわけ大きな19号ハギビス(フィリピン命名ですばやい)は、東日本、東北地方広域に局地的大雨をもたらし、甚大な被害を及ぼしました。その前の台風15号の後ご相談にご来店いただいたお客様の現地調査の手配中に次の台風がやってくるといった具合で被害も拡大してしまいました。

台風の影響で屋根の瓦が飛んだ、雨樋の位置がずれた、車庫の門扉が壊れたなど外回りのご相談が多くございました。中には、「リフォーム会社やハウスメーカーのリフォーム担当に直接相談したところ、担当者がとても手が回らない様子だった。そこで住まいと暮らしのコンシェルジュに工事の手配をお願いしたところ労力と心配ごとを減らすことができた」と喜ばれたお客様もいらっしゃいました。

他にも、独りで暮らすお父様やお母様の代わりに、お子様がご相談にいらっしゃることもあります。
建築当時の工務店はなくなり大工さんとも連絡が取れず、補修工事をどこに相談したらよいかわからなくて困った、というケースもありました。

あるお客様から、鉄筋コンクリートの住居の陸屋根防水のご相談をいただきました。全面的に防水工事をすると高額になりますので、ひとまず数年安心できるリフォーム工事をご希望されました。

当初は防水のご相談でしたが、台風ではく離した笠木部分が屋上から落下してしまう可能性があり緊急な状況でした。提携のリフォーム会社約40社(2019年11月現在)に丁寧に打診し、施工経験が豊富で且つ工事可能との回答をもらえた2社に絞り込み、さらに信頼できる担当者に現地調査を依頼しました。

候補に絞った2社はビルマンションの防水に長けているA社と、一般的なリフォーム会社ですが、ふり幅大きくなんでも対応のできるB社です。
A社は防水工事はまだ不要との判断から、トップコート(マニキュアのコーティングのようなもの)を塗布する工事で笠木部分は新設するプランのご提案でした。
B社は全体をしっかり防水工事をし、笠木部分は既存のまま利用するご提案でした。この案件では、各社の見解が分かれた為、価格差は100万円ほどになりました。

その後、お客様とご一緒に検討を重ね、A社B社複合案でB社に依頼することを決定しました。現地調査の数日後に次の台風上陸の予報があり、ご心配で連絡をいただきました。この時の対応が素早く丁寧だったこともB社を選んだ決定打となったようです。
『コンシェルジュに相談をしていなかったら、複数社比較をするなどといった考えにはおよばなかった。相談をして本当によかった。』と心から感謝していただきました。

住まいと暮らしのコンシェルジュは、コンシェルジュのアドバイスにより複数社比較検討していただき、ご自身で依頼する会社を決定することが出来ます。また、お断りする会社へのご連絡はコンシェルジュがいたしますのでご安心ください。ぜひお気軽にご相談下さい。

2020/02/07

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住まいと暮らしのコンシェルジュといっても、実際何をしてくれるのか分かりにくいですよね。
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リフォームを考え始めた時、すぐにリフォーム会社に相談するのは抵抗があるという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そのような場合、まず「どれくらいの費用がかかりそうか」「工事期間はどのくらい考えておけば良いか」を知った上で、具体的な検討を進めることができたら安心ですよね。コンシェルジュより経験をもとにおおよその予算・期間の目安をお伝えすることもできます。
また「使いにくい間取りをどうにかしたい」といった漠然としたご要望でも構いません。提携のリフォーム会社各社にヒアリングをしてプランの方向性を決めるところからコンシェルジュがお手伝いします。

間取り変更を希望し、3社にプランを依頼した場合、1社は「この壁は取り払える」と言い、他の2社は「取り払えない」と回答したとします。取り払えると回答した会社にお願いしたくなりますが、実は調査が不充分で「できる」との判断になったのかもしれません。コンシェルジュは提案内容の比較検討のお手伝いをいたしますので、しっかりと検証・納得したうえで会社をお選びいただけます。
また、3社それぞれが全く別のプランを提案した場合、どれを選べばよいか迷ってしまう方もいらっしゃいます。コンシェルジュは中立な立場で、お客様のご要望の優先順位を整理し、会社選定のポイントとなる要素をお伝えし、安心して検討を進められるようサポートします。

例えば、キッチン交換のお見積でA社が100万円、B社が120万円で提示したとします。A社の方が安価に見えますが、選定しているキッチンの商品グレードをB社に揃えたらA社は150万円になり金額が逆転した、というケースもよくあります。また、A社には含まれる工事がB社は別途工事扱いになっていた、など表面だけでは比較が難しいのがリフォームの見積書の特徴です。それらをコンシェルジュが分かりやすくご説明しますのでご安心ください。

工事が進む中でご不安な点や困ったことがありましたら、お引渡しまでサポートします。

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2020/03/01

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戸建てのフルリフォーム・リノベーションをしたいと思っても、どう進めていけば良いのか、完成までどのくらいの期間がかかるのか?などお悩みの方へポイントをお伝えします。

Step1 ご要望や状況を整理します。
・お住まいの状況や困りごとや要望などをご家族で話し合い、紙に書き出すと整理しやすくなります。
・ご予算の把握も重要です。現金で支払うのか、リフォームローンを利用するのか等も話し合っておきましょう。
・リフォーム会社のカタログ、リフォーム雑誌、webサイトで実例を見てイメージをふくらませます。
・言葉では難しいニュアンスを伝えるために、気に入った実例のカタログや画像を保存しておくことをおすすめします。
・平面図、立面図をご用意ください。

Step2 依頼先会社の選定
・リフォーム会社はそれぞれ得意とするデザインや工事があります。フルリフォーム・リノベーションの場合は2~3社を候補にするのがおすすめです。
・築20年以上の場合、耐震診断をおすすめいたします。
・施工例などを見て、要望に合うリフォーム会社を選びます。候補が決まったら、
ヒアリングや&現地調査の日程を決めます。

Step3 現地調査で確認 (依頼先決定後約1~2週間)
・要望を伝え、内容を確認しながら現地調査を行います。
・お住まいの現状やご要望の工事が可能かを確認します。
・柱や梁や基礎、敷地の給排水経路、換気設備の位置等の確認も重要です。
・普段のままのお住まいを見ていただくと、新たな問題点に気づくことがあります。
・現地調査の時間は工事内容により各社2時間~3時間程度かかります。
・大規模リフォーム・増築等を検討する場合、建築確認申請の提出が必要な場合があります。申請が必要な内容どうかリフォーム会社に確認してもらいましょう。

Step4 プラン・見積のご提案 (ヒアリング・現地調査後約2~3週間)
・各社よりプラン・見積、耐震診断の提案を受けます。要望がプラン・見積書に反映されているか、リフォーム会社の担当者との相性もご確認ください。
・各社提案プランや見積もりは違います。設備機器のグレードや工事内容をじっくり検討することもポイントです。

Step5 依頼先の決定     (プラン・見積提案後約1~3か月)
・各社の提案内容、見積金額、担当者との相性などを比較検討し、納得でき安心して依頼できる会社を選びます。
・工事金額の支払い方法や工事開始後に担当者が変わるのか、工事完了後のアフターサービスや保証についても確認しておきましょう。
・依頼先が決定したら、依頼の意思を伝え契約となります。お断りする会社への連絡も忘れずにしましょう。

Step6 依頼先との打ち合わせ (契約後2か月~3か月)
・工事内容、プランの詳細打ち合わせを行います。各種仕様決め(壁・天井クロスや設備機器など)のためにキッチンやお風呂や建具のショールームでも打ち合わせを行います。
・工事前に現地で最終打ち合わせを行います。
・フルリフォーム・リノベーション工事の場合、工事開始までにすべてを決定することは少なく、工事が進む中でも打ち合わせを進めていきます。
・打ち合わせと並行して家財や荷物の整理をし、仮住まい、引っ越しの手配をします。
・建築確認申請が必要な場合、提出書類の作成や許可が下りるまでのスケジュールも確認しましょう。
・近隣住戸に工事開始のご挨拶をします。

Step7 工事開始  (工事期間3~4か月程度)
・解体工事完了後、工事内容の再確認を行います。
解体前に確認できなかった隠ぺい部の状況により、プランの変更が必要になる場合があります。
工事の進捗と並行して打ち合わせを行います。
・依頼先担当者からお客様への工事進捗報告がありますが、工事期間中は工事状況を見に行くことをおすすめします。
・依頼先担当者と工事完了検査を行います。
・引き渡し後の引っ越しの手配や準備も並行して行いましょう。

Step8 工事完成・引き渡し
・依頼先担当者よりお客様へ工事引渡をいたします。
・引渡完了後工事残代金の支払いをします。
・仮住まい先より引っ越し

検討をはじめてから工事完成まで, 8か月~12か月かかることもあります。
フルリフォーム・リノベーション工事は決めること、スケジュールの管理が大変です。迷うこと、困ってしまうことも多い工事ですから、相談できる相手をみつけて一緒に進めていきませんか?コンシェルジュではStep1の段階からサポートいたします。検討を始めたら、ぜひご相談ください。
さあ、Step1から始めてみませんか!

2020/03/01