東急池上線と城南地区

東急池上線と城南地区

1922年、東急電鉄の前身になる目黒蒲田電鉄という会社が創立されました。
ここから始まった東急線には現在、東横線、目黒線、田園都市線、大井町線、池上線、東急多摩川線、世田谷線、こどもの国線があります。

皆様は、東京の城南地区の品川区と大田区をまたいで走る「池上線」をご存じでしょうか?
乗車されたことはありますか?

池上線は、蒲田~池上駅間の開通後、1923年に池上~雪ケ谷駅間、1927年に大崎広小路~雪ケ谷駅間、そして翌年1928年に五反田~大崎広小路駅間が開通し、全通となりました。
現在は蒲田~五反田駅間を3両編成で走行し、全15駅の間を25分ほどで行けてしまう比較的短い路線です。
他社乗り入れがないため不便だともいわれますが、その分、のんびり穏やかな雰囲気を醸し出しています。
乗り換え可能な路線は多く、蒲田駅で東急多摩川線とJR京浜東北線に、途中の旗の台駅では東急大井町線に、戸越銀座駅は徒歩2分の距離で都営浅草線の戸越駅に、五反田駅ではJR山手線と都営浅草線に乗り換えることができます。

(写真:かつての東横、目蒲、池上、玉川電車沿線案内図。懐かしい駅名も。)

最近の池上線沿線は、「生活名所」という形でも注目されているのをご存知でしょうか。
2017年に開通90周年記念イベント「池上線フリー乗車デー」が開催されたときには、周辺の街や店舗の方々もスタンプラリーやコンサート、割引商品、プレゼント等を用意して参加し、地元住民の皆様も驚くくらい沿線がとても賑わいました。

池上線周辺には歴史的な名所、建物なども多くあります。
今回は、全部で15ある駅の中から、戸越銀座駅、洗足池駅、池上駅の3駅とその周辺エリアを簡単にご案内します。

戸越銀座駅

品川区にある戸越銀座駅の駅前には、全長約1.3キロメートルと関東有数の長さを誇る戸越銀座商店街があります。
食べ歩き、ご当地グルメ、お惣菜を楽しめる…そんなイメージでしょうか。
休日には地元の住民だけでなく、観光をかねて遠方から来られる方も多いようです。
多摩産の木材を利用してリニューアルされた駅舎も落ち着いた雰囲気で素敵です。

(写真:池上線戸越銀座駅。改修工事「木になるリニューアル」が2016年12月11日に竣工しました。)

洗足池駅

池上線のほぼ中央にある洗足池駅は、改札を出ると目の前の中原街道を挟んで広大な洗足池公園を眺めることができます。
洗足池は周辺の湧水がたまってできた池で、今も湧水量が豊富だそうです。
昔、日蓮上人が常陸の国(茨城県)の湯治に向かう途中、ここで休息して足を洗ったため、「洗足」という地名になったと言い伝えられています。
池の中にはもちろん、緑豊かな周辺にはたくさんの生き物が生息しています。豊かな自然を眺めながら、池ではボート(白鳥の形をしたスワンボートがかわいらしく人気です)に乗ることができますし、近隣は閑静な住宅街となっていることから、小さなお子様やご家族連れの方が散策される姿も多く見られます。

(写真:洗足池公園 2012年12月撮影)

池上駅

現在、池上駅では5階建ての駅ビルを建設中です。
駅の北口には広いバスターミナルがあり、その周辺にいくつかの商店街があります。
駅から歩いて10分ほど、本門寺商店街を抜けたところに、日蓮上人が入滅された場所といわれる池上本門寺があり、毎年10月に開かれる「お会式」には全国から多くの檀家や信徒が集まります。
纏(まとい)と太鼓、鐘、笛の音とともに百数十基の万灯が深夜近くまで練り歩き、それを見る人々で町中に屋台や人が溢れます。
また、古くから伝わる寺宝を展示する霊宝殿、徳川家ゆかりの五重塔や、壮大な土地の一角には養珠院(お万の方)、天真院など歴史的人物のお墓や碑があり、歴史散歩にいらっしゃる方も多いようですね。
そして、北側の松濤園という庭の東屋は、勝海舟と西郷隆盛が江戸城明け渡しに関する会見をした場所と伝えられています。

池上線のこと、少しお判りいただけたでしょうか?
地元の人々に愛されている沿線ですので、ぜひ散策してみてくださいね。

(写真:池上線 3000形電車 1985年4月撮影)

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路線価から見る東急線(池上線)

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